麹町デンタルクリニック

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皆さまこんにちは!

麹町デンタルクリニック院長の西澤です。

走り梅雨に濡れ、木々の緑も深みを増すこのごろ、お変わりありませんでしょうか。

 

今回は歯科にも縁深いキシリトールについてご紹介していきたいと思います。

 

ここ20年くらいで一般的な知名度もかなり高くなってきたキシリトールですが、正しい情報を知っている方はそんなに多くありません。

キシリトールについては

 

・甘いけど歯によい

・むし歯にならない

・海外の歯によい成分

 

そんなイメージをお持ちの方は多いと思います。

私達がガムやタブレットで摂取しているキシリトールは白樺や樫などの木から抽出されたものを使って作られています。しかし特別な成分、というわけではありません。

実はキシリトールは私達のよく知っている果物や野菜の中にも含まれています。

例えばイチゴには100gのうち、約350mgのキシリトールが含まれています。

またこれも意外なことですが、私達の身体にある肝臓でも1日あたり約15gのキシリトールが作られています。

特別な成分だと思っていたキシリトールですが、自分の身体の中でも生成されていたというのは驚きです。

ではキシリトールの働きでどんな効果が得られるのでしょうか。

その説明のためには、むし歯のメカニズムについて簡単な説明が必要になります。

 

甘いものを食べればむし歯になる、というのは間違いではないのですが半分正解といったところです。

お口の中は食事をすると酸性になり、この酸が歯の表面にあるエナメル質を溶かしていきます。酸性になった歯は食事の後に唾液の力で徐々に中性に戻っていきます。

しかし間食が多かったり、寝る前の歯みがきを怠ったりすると、歯垢に潜んだむし歯菌が酸を出し、どんどん歯を溶かしていきむし歯になるリスクが高くなります。

また甘い食べ物はむし歯菌のエネルギーとなるので、むし歯菌の働きを活発にします。

これがむし歯になるメカニズムです。

 

キシリトールは糖アルコールの1種です。糖アルコールは食べてもお口の中がまったく酸性になりません。またその甘さから唾液がたくさん出るため、歯の再石灰化が促進され歯が丈夫になります。

さらにキシリトールは、むし歯菌の働きを弱める効果もあります。

 

・口の中が酸性にならない=歯が溶けない

・甘いので唾液がたくさん出る=歯の再石灰化が進み丈夫になる

・むし歯菌の働きを弱める

 

この3つの効果が、キシリトールがむし歯にならないと言われている理由になります。

同じ甘い食べ物でもキシリトールはむし歯菌を抑制する効果があるのです。

キシリトールのむし歯予防効果を十分に発揮させるためには歯科専売のキシリトール100%のガムかタブレットを1日3回噛み、それを3ヶ月以上続ける必要があると言われています。

 

マスク生活も長くなり、口臭予防にガムやタブレットを使用する方が増えているという話を聞きました。

この機会にキシリトール100%のガムやタブレットを食べて、むし歯菌の少ない口腔環境を作っていきましょう。

 

当院ではキシリトール100%のガムを販売しています。

ラミチャックタイプ 260円(税込)

ボトルタイプ 980円(税込)

手軽にできる虫歯予防です。ぜひお買い求めください。

皆様、初めまして!
この春卒業して4月から麹町デンタルクリニックのメンバーに加わりました歯科衛生士の小泉と申します。
これからよろしくお願い致します!
梅雨入りも控えジメジメとした毎日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?私は毎日空をみて早く夏にならないかな〜と思って過ごしております(笑)
入社してから約1ヶ月半程過ぎましたが、日々勉強の毎日です!先日学生時代の教科書で復習していたところ6月4日~6月10日は【歯と口の健康週間】ということを思い出しました。
【歯と口の健康週間】とは自分の歯の病気の予防や健康を保つためのケアを習慣化しよう!という運動週間のことです。
毎年いろいろな目標が立てられているのですが、調べたところ今年の目標は「一生を共に歩む自分の歯」でした。
自分の歯と共に一生を歩むためには口腔ケアを習慣化することがとても大切です。
口腔ケアとは定期的な検査、クリーニング(かかりつけ医を持つこと)や適切なセルフケア(正しい歯の磨き方やデンタルフロスの併用)などがあります。
この目標の中には口腔ケアを習慣化して80歳で20本の歯を残そうという【8020運動】も提唱されています。
80歳になっても人間の三大欲求の一つでもある〝食〟を自分の歯で楽しむことができるのはとても幸せな事ですよね!
ですが実際のところ「歯が痛くなったら歯医者に行けば良い」「歯医者に行くのはめんどくさい」と思っている方が多く歯医者に訪れたころにはもう手遅れで、歯を失ってしまう人が多いのかなと感じます。
そうならないためにも歯医者さんで定期的に検査やクリーニングを受け虫歯や歯周病を早期に発見してもらうことが大切です。
また口腔ケアを怠ると身体の免疫力も低下し感染症にかかりやすくなります。ここ最近流行している新型コロナウイルスにかからないようにするためにも、口腔ケアを頑張りましょう!
このブログを読み、口腔ケアへの関心や口腔ケアを通して自分の口腔内への意識が高まる方が増えればなと願っております!

こんにちは。麹町デンタルクリニック院長の西澤です。

5月5日は「こどもの日」でしたが、「端午の節句」でもありました。鯉のぼりや五月人形を飾って、お子さんの成長をお祝いしたご家庭もあるのではないでしょうか。

日々の生活の中で、お子さんの成長を感じる場面はたくさんあると思いますが、歯の生え変わりもその一つでしょう。乳歯は生え変わりますが、永久歯は生え変わりません。子どもの頃から歯みがき習慣を身につけ、むし歯を予防し、一生自分の歯でお食事を楽しんでいただきたいと思います。

さて、みなさんは「むし歯はうつる」ということをご存知でしょうか。正確に言うと、むし歯がうつるのではなく、「むし歯菌」がうつります。むし歯菌は生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には存在しません。しかし、お父さんやお母さんの口から「だ液」を介してうつります。むし歯菌はだ液に含まれるため、

・スプーンやコップなど食器の共有
・食べ物の口移し
・キス
・熱い食べものをフーフー冷ます

によって感染します。特に感染しやすい時期は、生後19ヶ月~31ヶ月の間。
「感染の窓」と呼ばれる時期になります。

お父さんお母さんのお口の中にむし歯菌が多いと、お子さんへの感染リスクも上がります。大切な赤ちゃんの歯を感染から守るためにも、親御さんのお口のケアは大切です。特に、お母さんの場合は妊娠中のつわりで食生活が乱れやすく、口内環境が乱れがちに。むし歯や歯周病になりやすいので、いつも以上に入念なケアを心がけてください。ブラッシングができない時でも、軽く口をゆすいでおくのがお勧めです。お茶やお水を飲んでおくだけでもむし歯予防になります。そして、安定期に入ったら歯のクリーニングを行い、むし歯があればぜひ治療を受けましょう。

 

乳歯がむし歯になりやすい主な場所は、

・奥歯や、上の前歯の歯と歯の間
・歯と歯ぐきの境目
・奥歯の溝

最初に生えてくる永久歯、通称6歳臼歯も歯ブラシの毛先が届きにくく、むし歯になりやすい場所です。重点的にケアしましょう。

 

また、乳歯のむし歯も放置はNGです。一見、「乳歯は生え変わるし、むし歯になっても問題ないのでは?」と考えてしまうかもしれませんが、それは大きな間違いです。乳歯にむし歯があると、むし歯菌の数が増えて、すぐ下に控えている永久歯にも悪い影響を与えます。特に、3歳を過ぎるとむし歯が急激に増加するので、3歳までの予防も欠かせません。感染に気をつけるのはもちろん、ダラダラと食べないなど、むし歯になりにくい習慣をつくりましょう。

 

当院では治療だけでなく、ブラッシング指導なども行っています。
大切なお子さんがむし歯になる前に、ぜひ親子で歯のメインテナンスにいらしてください。

こんにちは。麹町デンタルクリニックの大庭です‼︎

最近は暖かい日も増えて過ごしやすくなってきましたね。
桜はすっかり散ってしまいましたが、昨年同様、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、従来のようなお花見はできず、寂しいですね…
1日も早く以前のような生活に戻れるよう、一人ひとりが正しく感染予防対策を心がけていきましょう‼︎

今回は、以前から気になっていた「唾液のはたらき」についてお話しさせてください。

新型コロナウイルスの対策として当たり前になったマスク生活の中で、お口の乾燥が気になっている方はいませんか?
花粉症が原因で、お鼻での呼吸がしづらい方や元々口呼吸気味の方もいるかもしれません…。
私自身は鼻呼吸をしているつもりですが、マスクって意外と潤わなくてたまに口やのどが乾燥している気がするな〜。と感じることがあります。
歯科のお仕事をする前から、【唾液には様々なはたらきがあって、唾液はお口の中の健康を守ってくれている。】という事は知っていましたが、掘り下げたことはありませんでした。
そこで、どれだけ唾液が重要かを調べてみることにしました!

①自浄作用
唾液が絶えず口の中にあることで、口の中をいつも清潔に保とうとする働きがあります。唾液が少なくなってしまうと、歯周病・むし歯が発症しやすくなります。
②再石灰化作用
むし歯が出す酸によって歯のカルシウム等が溶けだしますが、唾液に含まれる成分が歯の表面から溶けだしたカルシウム等を補い、修復する働きがあります。
③潤滑作用
食物を湿潤して食塊の形成を補助し、嚥下(食物を飲み込む)がスムーズ行われるようにしたり、会話の時に舌や口唇の運動を円滑にします。
④消化作用
唾液の中には消化酵素のアミラーゼが含まれていて、糖質を分解し体内に取り込みやすいようにしています。
⑤咀嚼(そしゃく)・嚥下作用
食事をすると唾液が食べ物と混ざることで、飲み込みやすくなります。
⑥防御作用
抗菌作用をもった酵素が、外から侵入してくる細菌などを防ぎ生体を守る働きをしています。他にも体の多くの部位で生体防御機能が働き、生命を維持しているのです。

唾液をたくさん出すためには、しっかり水分補給をして、食事はしっかり噛むことが大切です。
ただ、どうしても加齢に伴って唾液の量は減ってしまうので、それらを補うためにもしっかりと口腔ケアを行っていくことが大切です‼︎
歯の事だけではなく、お口の中の事で気になることなどありましたら、お気軽にご相談下さい。

こんにちは麹町デンタルクリニック歯科衛生士の本田です。

今年は桜が咲くのが早かったですね。
全体的に季節が早く進んでいる様で、先日ホテルニューオータニ前の通りに咲いている八重桜を見にいってきましたが、去年より1週間以上早く満開になっていて驚きました。

今回は飲み物と口の中の関係についてお話しします

正常な口の中は大体pH6.8〜7.0の中性で保たれています。
飲食をすると、この数値が下がり酸性に傾きます。
それを唾液が中和することにより元の数値へと戻っていきます。

ではずっと酸性になったままになってしまうとどうなってしまうのでしょうか。
中和されずにずっと酸性に傾いたままだと、歯が溶けてしまいます。
歯が溶けると表面は粗造になり、汚れもつきやすくなり、艶も無くなるので黄色っぽく見え見た目も良くありません。また汚れがつくということは虫歯や歯周病の原因菌が長時間ついたままになるので、虫歯や歯周病にもなりやすくなります。

歯のエナメル質が溶け出す限界pHというのがあります。
数値は大体pH5位と言われています。

では普段みなさんが良く飲んでいる飲み物などはどれくらいの数値なのかと言うと

お茶やお水はほぼ中性のpH7
紅茶・コーヒー・ビールなどがpH5
オレンジジュースやワインがpH4
食酢やレモンジュースはpH3
コーラはなんとpH2.2を示すそうです

pH2.2というと胃液と同じくらいです。
相当な数値です。

先日、磨いても磨いても汚れがつく…と悩まれてる何人かの患者さんと原因を探るために色々お話を伺っていたのですが、
共通して飲んでいるのが炭酸水でした。
新型コロナウィルスの影響で在宅ワークも増え
家で水代わりに炭酸水を飲む方が増えてきたのでしょうか。

しかし無糖の炭酸水のpHは5位なので実はそこまで低くはありません。
ただ気を付けて欲しいのは、フレーバー付きの炭酸水です。特にレモンやオレンジなどの柑橘系などはクエン酸が入っているため
無糖のものより酸性度が強くなっています
(お酒で言うと、ビールよりもレモンサワーなどが低いですね。笑)

また飲み方にも注意しなければいけません。
ちょっとずつ飲んだりすると、
唾液によって中和される暇もなくずっと酸性に傾いた状態になり歯は溶けていきます
ちびちびのみは要注意です。

あとは口の中に長時間溜めないことも大事です
ストローなどで飲めば少しリスクを減らすことができるかもしれませんね。
できれば炭酸などを飲む時はその後にお茶や水などを飲むといいでしょう。

そして寝る前に飲まないこと。
寝ている間は中和してくれる唾液の量が極端に減り、下がってしまったpHを元に戻す時間が長くなり、寝ている間に歯が溶けていってしまいます。
唾液が口の中を中和してくれる力を「唾液の緩衝能」と言いますが、実はこの緩衝能も人それぞれで薬の副作用や食生活などでも変わっていきます。

当院ではその唾液の緩衝能を調べる
SiLL-Ha(シルハ)という唾液検査を導入しています。
専用の水で口をゆすいでいただくだけで検査をすることができます。
緩衝能だけでなく、口の中の酸性度や虫歯菌の数
歯周病のリスクやアンモニア度など
6つの項目を調べることができます。

気になる方ぜひ調べてみてはいかがでしょうか?
また定期的に検査をする事もおすすめします。

在宅ワークが増え、職場とは違い常に何か食べたり飲んだりをしながらお仕事される方がとても増えています。
これを読んだあとは、ぜひ口の中の酸性度を気にしてみてください。

皆さまこんにちは!
麹町デンタルクリニック院長の西澤です。
春深く、木々の緑に心躍るこのごろ、いかがお過ごしでしょうか。

新型コロナウイルスのワクチンの接種が始まっていますが、変異株が猛威を振るってきており、まだまだ気が抜けない日々が続いていますね。

当院としては、院内の徹底した消毒・検温・防護・減菌処理など、考えうる限り最大限の感染予防の対策を行っています。
そのおかげもあり、当院では現在まで感染者が出ておりません。スタッフを始め、ご来院いただく患者様のご協力があってこそだと考えております。
誠にありがとうございます。

ちなみに全国の歯科でクラスターが発生したことはありません。
歯科は飛沫が飛びやすい環境と言われていますが、平時より感染症に対し十分な対策を行っていること、歯科全体が「予防慣れ」をしていることがクラスターが起きていない要因なのではないかと考えております。

しかしながら感染力の高いと言われている変異株に対し、油断はできません。感染予防対策により一層気を引き締め医院全体で取り組んでいきたいと思います。

さて話は少々変わりますが先日患者様より差し入れをいただきました!

「コロナ禍の医療現場で頑張っている皆さんを応援したい、また、打撃を受けている飲⾷業界を助けたい」という思いからの差し⼊れでした。

こんなに素敵なお弁当の差し入れを頂戴いたしました。
ありがとうございます。


患者様の知⼈のお店様がこの度テイクアウトを始められたそうです。患者様からお電話をいただき、とても美味しいお弁当なので当院にお送りしたいとお申し出でをいただきました。

医療機関、飲食業界も含め、知人の方の応援の気持ちもあってのお申し出に、とても感激いたしました。

いただいたお弁当は亀戸升本さんの「桜ごよみ」というお弁当です。
明けた瞬間、目に飛び込んできた色とりどりの鮮やかな料理の数々!
満開の桜を見た時のように「うわぁ」という声が思わずこぼれました。

季節の食材を使い丁寧な仕事がされており、素材の味も感じられる優しい味付けです。まさに春が凝縮されたような1箱でした。

⾊とりどりの綺麗なお弁当にスタッフ全員も笑顔が溢れています。


笑顔の中、春を満喫させていただきました。

新型コロナに負けず、ひとりでも多くの患者様の力になれるよう頑張っていかなくては!と改めてこころに誓いました。

お弁当とても美味しかったです。
ありがとうございました。

皆さまこんにちは!麹町デンタルクリニックの西澤です。

 

新型コロナウイルスの影響については当院も例外なく対策を施しております。

そこで、当院で行っている感染対策について少しでも安心につながればと思い、一部ご紹介させていただきます。

 

【ご来院時の検温とアルコール消毒について】

多くの方にご利用いただくので、非接触で検温できる検温器を設置しています。ご来院いただきましたら、センサーの前に手のひらまたは額をぎりぎりまで近づけてください。次に、下の部分に手をかざしていただくとアルコールが出てきます。

来院時に必ず皆さまにご協力をいただいております。脇に挟むタイプの検温器と比較すると、触れずに済むというのは些細なことながらとても大きな感染対策となっております。また、アルコール消毒も非接触ですのでご安心ください。

 

【治療中の対策について】

治療チェアは患者様毎に必ずアルコール清拭し、感染の可能性を可能な限りゼロに近づけられるよう対策しております。

また、治療を行う上で患者様のお口に触れる必要があります。

そのため、口から機材→機材から口へと感染経路ができることを防ぐために、治療用機材などのグローブで触れる必要がある機材・箇所にはブルーのバリアフィルムを貼り、患者様毎に貼り替えています。

しかし、バリアフィルムを貼ることができない機材などもあります。例えば口腔内を撮影するカメラなどです。そのような場合は、片側のグローブを裏返しながらもう片方のグローブに被せます。そうすることにより汚染面が内側となりますので、カメラやiPadに触れたり、引出しに手を掛けたりすることができるようになります。

 

【飛沫対策について】

当院スタッフはフェイスガードとN95マスクを着用しています。

N95マスクというのは、アメリカ合衆国国立労働安全衛生研究所(NIOSH)が制定した呼吸器防護具の規格基準をクリアしているマスクです。

簡単に説明しますと、新型コロナウイルスのようなウイルスがついた飛沫をまったくと言ってもいいほど拡散させない!という高性能マスクです。

一般の方でも通販などで購入が可能なマスクなのですが、その中でも、とても性能が高いマスクのため、医療従事者や各専門家からの評価も高く、使用している方は多くいらっしゃいます。

むし歯などの治療では、どうしても患者様の飛沫が飛んでしまいますが、患者様からスタッフへ、スタッフから患者様へという感染経路となってはいけません。

そのためにも、この高性能なN95マスクを着用しています。

また、口腔外バキュームを使用し、飛沫を吸込みながら治療を行います。

 

 

皆さまが安心して来院・治療を受けられる医院となるように、これからも細心の注意を払い感染対策に取り組んで参ります。医院での感染対策はもちろんなのですが皆さまのご協力なくしては感染対策の効果は高まりません。大変お手数をおかけしますが、引き続き何卒ご理解・ご協力の程よろしくお願いいたします。

みなさん、こんにちは!麹町デンタルクリニック、歯科衛生士の松尾です。

先日初めてZoomを使ったオンラインセミナーに参加してみました。そこでは「マイスターが考える新時代の歯科医療」と題して、4人の先生方によるこれからの歯周病予防・治療の考え方などを勉強することができました。その中でも、大阪大学の天野敦雄先生のお話はとても興味深いものでした。みなさんは歯科にはどんなタイミングでいらっしゃいますか?歯が痛くなってからですか?症状がないと行かないという方もいらっしゃるでしょう。実は21世紀は「削る・詰める」という時代から「管理し・予防する」時代へと移行しています。特に多くの人が罹患している「歯周病」は予防がとても大切です。ではなぜ歯科でのメインテナンスが必要なのか、それは歯周病菌と歯茎などの歯周組織がバランスをとって共生しているからなんです!年齢が若かったりして歯茎の健康な状態が続きバランスが保たれているときは歯周病の症状は現れませんが、実は絶えず私たちの状態を菌は観察しています。口腔清掃が不良や加齢などの理由でバランスが崩れ共生が破綻したときに歯周病は発症します。ということは、生涯お口のケアを怠らずバランスを保ち続けることができれば発症しないことも十分可能なのです。そのためには歯周病菌に栄養を与えないことが大切になってきます!その栄養とは鉄分とタンパク質。鉄分とタンパク質を含むのは「血液」です。歯ブラシや歯間ブラシで出血するということは、歯周病が進んで歯茎の中が転んで擦りむいて怪我をしているのと全く同じ状態なのです。その擦りむいて出血しているままにしていては歯周病菌に隙をつかれてさらに増殖されてしまいます。そうならないためにも患者様自身のご自宅でのケアがとても重要になってきます。そして定期検診で私たち歯科衛生士は患者様の生涯を通じてお口のバランスが崩れないようにサポートしていきます!実は海外では「患者が主治医」という考え方が根付いているそうですが、日本では「定期検診で椅子に座って口を開けているだけでいい」と思っている方がとても多いそうです。是非、この機会にご自分のお口のことにもっと関心を持っていただけたら嬉しいです。

そしてこのセミナー目玉の最新情報!それは、衛生商品の分野で有名な「SARAYA」と天野先生のいらっしゃる大阪大学歯学研究科共同研究講座の研究で、ウコンの成分として古くから知られているクルクミンに歯周病菌(Pg菌)の増殖とバイオフィルム形成を抑える効果があることがわかったそうです!このPg菌とは特に病原性の高い3つの細菌の内の1つです。これらの歯周病菌は口腔内に常在化しており、完全に除去するのは不可能であると考えられています。今後クルクミンを含んだ製品が多く作られ、これらの歯周病菌と付き合いやすくなるとお口の中のバランスが保たれ、今より歯周病になりづらい未来が来るのでは?とクルクミン効果にとても期待しています!コロナにも歯周病菌にも負けずに頑張りましょう!!


こんにちは。麹町デンタルクリニック院長の西澤です。
3月となり、今年も卒業シーズンがやってきました。

コロナ禍で今までとは違った学校生活に
戸惑いながら過ごした学生さんも
多かったのではないでしょうか。

困難な時期を乗りこえ、
新たな門出を迎えられることを祝福し、
未来が明るいものになるよう、
心から応援しております!

さて、コロナの問題が発生し、
外出時にはマスクの欠かせない生活が始まって
早くも1年が経過しました。

毎日のマスク生活の中で口元に意識がいくと

「自分の口臭が気になる」
「なんだか口の中がネバネバする」

と感じたことはありませんか?

それは、もしかしたらマスク生活による
「だ液の減少」が原因かもしれません。

今回は、「マスク生活とお口の環境」について
お話しします。

◆だ液の役割

だ液は通常、健康な成人で
一日に1.0~1.5リットル分泌され、
お口の中で

・粘膜の保護
・自浄、殺菌作用
・歯を再生させる(再石灰化)

など、多くのお仕事をしてくれています。

たくさんの「だ液」でお口の中が潤っていることは、
食べ物の消化を助けるだけでなく、
むし歯や歯周病のリスクから
身を守ることになります。

一見、マスクをしていると加湿され、
お口が潤うように思われるかもしれませんが、
だ液の分泌量はいろいろな要因によって減少します。

だ液減少の原因
・口呼吸
・ストレス
・脱水
・話さない(口まわりを動かさない)
など


マスクをしていると息苦しくなり、
たくさん空気を取り込めるよう口呼吸になりがち。

この口呼吸は、お口の中を乾燥させ
だ液の分泌を減らしてしまう原因となります。

さらに

・マスク着用や自粛生活を含む様々なストレス
・マスクの付け外しが面倒で水分摂取が減ること
・在宅時間の増加などで人と話す機会が減ること

これらすべてが、
だ液を減らす原因となっている可能性があります。

だ液の減少とともに
自浄・殺菌作用が低下してしまい、
口臭が気になったり、
お口の中がネバネバしたり…
といった不快感が出てくるだけでなく
むし歯や歯周病にかかりやすくなってしまうのです。

◆大切なことは、
歯科での定期的な検診とセルフケア

お口の中を健やかに保つために大切なのが、
定期的な歯科検診。

そして、歯ブラシなどによる
丁寧な口腔ケアや、
こまめな水分補給など、
毎日のセルフケアです。

むし歯、歯周病の治療や
クリーニングはもちろんのこと、
日々の正しいお手入れの仕方や、
マスク生活でのお口の悩みについても、
当院までお気兼ねなくご相談ください!

 

みなさん、こんにちは!

麹町デンタルクリニック院長の西澤です。

先日の休診日に所属している国際歯周内科学研究会のオンラインセミナーに1日参加しました。

毎年、東京でのセミナーには参加していましたが、今年はコロナの影響もあり、オンラインでの開催でした。

講師は17年以上お世話になっている熊本県の生田歯科医院 生田図南先生でした。

今回のセミナーでは小児の口腔育成、高齢者の訪問歯科診療、院内感染対策の内容が中心でした。

その中でも、小児の口腔育成はとても興味深い内容でした。

小児のむし歯は、以前に比べると少なくなってきましたが、かみ合わせの悪いお子さんや、

口がポカンと空いているお子さんが多くなってきましたよ、という内容でした。

食事中に両足を床につけると、咀嚼力が上がるのですが、

床から足が離れると力が入りません。

正座をして、1口では食べれない大きさの食材を前歯でガブリと嚙むようにする習慣が

良いかみ合わせを作るという考え方でした。

日本人の咀嚼回数は弥生時代の3990回から、現代では620回に激減しているとのことでした。

歯ごたえのある食事って大事なんですね!

実際の保育園などですでに成果も出ているので、これからの食育のスタンダードになるのではないかと思います。

そして、歯周内科治療の醍醐味でもある位相差顕微鏡検査の重要性のお話もありました。

当院でも歯周病の検査には位相差顕微鏡を取り入れていますが、改めて顕微鏡検査の重要性と予防歯科について再認識しました。

今後は、リアルタイムPCR検査や唾液検査などを併用して、より的確な診断の元、治療計画や予防プログラムをたてていこうと思います。

また、当院の1番大切にしている診療器具・機材の滅菌も生田先生を参考に実施してきました。

コロナ禍においては、院内感染対策は当然になってきましたが、15年以上前から生田先生は院内感染対策の重要性を研修会で提唱していました。

当院でも、「全ての体液、血液、分泌物、排泄物は感染の危険性があるものとして取り扱う」という

スタンダードプリコーション=標準予防策の考えのもと、段階を経て現在できる最高の院内感染対策を行っています。

感染対策はコロナでもお馴染みの通り、見えない相手です。

私たちも、細心の注意を払いこれからも院内感染対策に取り組んで参りますので、どうぞ安心して歯科診療を受けていただければと存じます。