麹町デンタルクリニック

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皆さまこんにちは!

麹町デンタルクリニック院長の西澤です。

走り梅雨に濡れ、木々の緑も深みを増すこのごろ、お変わりありませんでしょうか。

 

今回は歯科にも縁深いキシリトールについてご紹介していきたいと思います。

 

ここ20年くらいで一般的な知名度もかなり高くなってきたキシリトールですが、正しい情報を知っている方はそんなに多くありません。

キシリトールについては

 

・甘いけど歯によい

・むし歯にならない

・海外の歯によい成分

 

そんなイメージをお持ちの方は多いと思います。

私達がガムやタブレットで摂取しているキシリトールは白樺や樫などの木から抽出されたものを使って作られています。しかし特別な成分、というわけではありません。

実はキシリトールは私達のよく知っている果物や野菜の中にも含まれています。

例えばイチゴには100gのうち、約350mgのキシリトールが含まれています。

またこれも意外なことですが、私達の身体にある肝臓でも1日あたり約15gのキシリトールが作られています。

特別な成分だと思っていたキシリトールですが、自分の身体の中でも生成されていたというのは驚きです。

ではキシリトールの働きでどんな効果が得られるのでしょうか。

その説明のためには、むし歯のメカニズムについて簡単な説明が必要になります。

 

甘いものを食べればむし歯になる、というのは間違いではないのですが半分正解といったところです。

お口の中は食事をすると酸性になり、この酸が歯の表面にあるエナメル質を溶かしていきます。酸性になった歯は食事の後に唾液の力で徐々に中性に戻っていきます。

しかし間食が多かったり、寝る前の歯みがきを怠ったりすると、歯垢に潜んだむし歯菌が酸を出し、どんどん歯を溶かしていきむし歯になるリスクが高くなります。

また甘い食べ物はむし歯菌のエネルギーとなるので、むし歯菌の働きを活発にします。

これがむし歯になるメカニズムです。

 

キシリトールは糖アルコールの1種です。糖アルコールは食べてもお口の中がまったく酸性になりません。またその甘さから唾液がたくさん出るため、歯の再石灰化が促進され歯が丈夫になります。

さらにキシリトールは、むし歯菌の働きを弱める効果もあります。

 

・口の中が酸性にならない=歯が溶けない

・甘いので唾液がたくさん出る=歯の再石灰化が進み丈夫になる

・むし歯菌の働きを弱める

 

この3つの効果が、キシリトールがむし歯にならないと言われている理由になります。

同じ甘い食べ物でもキシリトールはむし歯菌を抑制する効果があるのです。

キシリトールのむし歯予防効果を十分に発揮させるためには歯科専売のキシリトール100%のガムかタブレットを1日3回噛み、それを3ヶ月以上続ける必要があると言われています。

 

マスク生活も長くなり、口臭予防にガムやタブレットを使用する方が増えているという話を聞きました。

この機会にキシリトール100%のガムやタブレットを食べて、むし歯菌の少ない口腔環境を作っていきましょう。

 

当院ではキシリトール100%のガムを販売しています。

ラミチャックタイプ 260円(税込)

ボトルタイプ 980円(税込)

手軽にできる虫歯予防です。ぜひお買い求めください。

皆様、初めまして!
この春卒業して4月から麹町デンタルクリニックのメンバーに加わりました歯科衛生士の小泉と申します。
これからよろしくお願い致します!
梅雨入りも控えジメジメとした毎日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?私は毎日空をみて早く夏にならないかな〜と思って過ごしております(笑)
入社してから約1ヶ月半程過ぎましたが、日々勉強の毎日です!先日学生時代の教科書で復習していたところ6月4日~6月10日は【歯と口の健康週間】ということを思い出しました。
【歯と口の健康週間】とは自分の歯の病気の予防や健康を保つためのケアを習慣化しよう!という運動週間のことです。
毎年いろいろな目標が立てられているのですが、調べたところ今年の目標は「一生を共に歩む自分の歯」でした。
自分の歯と共に一生を歩むためには口腔ケアを習慣化することがとても大切です。
口腔ケアとは定期的な検査、クリーニング(かかりつけ医を持つこと)や適切なセルフケア(正しい歯の磨き方やデンタルフロスの併用)などがあります。
この目標の中には口腔ケアを習慣化して80歳で20本の歯を残そうという【8020運動】も提唱されています。
80歳になっても人間の三大欲求の一つでもある〝食〟を自分の歯で楽しむことができるのはとても幸せな事ですよね!
ですが実際のところ「歯が痛くなったら歯医者に行けば良い」「歯医者に行くのはめんどくさい」と思っている方が多く歯医者に訪れたころにはもう手遅れで、歯を失ってしまう人が多いのかなと感じます。
そうならないためにも歯医者さんで定期的に検査やクリーニングを受け虫歯や歯周病を早期に発見してもらうことが大切です。
また口腔ケアを怠ると身体の免疫力も低下し感染症にかかりやすくなります。ここ最近流行している新型コロナウイルスにかからないようにするためにも、口腔ケアを頑張りましょう!
このブログを読み、口腔ケアへの関心や口腔ケアを通して自分の口腔内への意識が高まる方が増えればなと願っております!

こんにちは。麹町デンタルクリニック院長の西澤です。

5月5日は「こどもの日」でしたが、「端午の節句」でもありました。鯉のぼりや五月人形を飾って、お子さんの成長をお祝いしたご家庭もあるのではないでしょうか。

日々の生活の中で、お子さんの成長を感じる場面はたくさんあると思いますが、歯の生え変わりもその一つでしょう。乳歯は生え変わりますが、永久歯は生え変わりません。子どもの頃から歯みがき習慣を身につけ、むし歯を予防し、一生自分の歯でお食事を楽しんでいただきたいと思います。

さて、みなさんは「むし歯はうつる」ということをご存知でしょうか。正確に言うと、むし歯がうつるのではなく、「むし歯菌」がうつります。むし歯菌は生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には存在しません。しかし、お父さんやお母さんの口から「だ液」を介してうつります。むし歯菌はだ液に含まれるため、

・スプーンやコップなど食器の共有
・食べ物の口移し
・キス
・熱い食べものをフーフー冷ます

によって感染します。特に感染しやすい時期は、生後19ヶ月~31ヶ月の間。
「感染の窓」と呼ばれる時期になります。

お父さんお母さんのお口の中にむし歯菌が多いと、お子さんへの感染リスクも上がります。大切な赤ちゃんの歯を感染から守るためにも、親御さんのお口のケアは大切です。特に、お母さんの場合は妊娠中のつわりで食生活が乱れやすく、口内環境が乱れがちに。むし歯や歯周病になりやすいので、いつも以上に入念なケアを心がけてください。ブラッシングができない時でも、軽く口をゆすいでおくのがお勧めです。お茶やお水を飲んでおくだけでもむし歯予防になります。そして、安定期に入ったら歯のクリーニングを行い、むし歯があればぜひ治療を受けましょう。

 

乳歯がむし歯になりやすい主な場所は、

・奥歯や、上の前歯の歯と歯の間
・歯と歯ぐきの境目
・奥歯の溝

最初に生えてくる永久歯、通称6歳臼歯も歯ブラシの毛先が届きにくく、むし歯になりやすい場所です。重点的にケアしましょう。

 

また、乳歯のむし歯も放置はNGです。一見、「乳歯は生え変わるし、むし歯になっても問題ないのでは?」と考えてしまうかもしれませんが、それは大きな間違いです。乳歯にむし歯があると、むし歯菌の数が増えて、すぐ下に控えている永久歯にも悪い影響を与えます。特に、3歳を過ぎるとむし歯が急激に増加するので、3歳までの予防も欠かせません。感染に気をつけるのはもちろん、ダラダラと食べないなど、むし歯になりにくい習慣をつくりましょう。

 

当院では治療だけでなく、ブラッシング指導なども行っています。
大切なお子さんがむし歯になる前に、ぜひ親子で歯のメインテナンスにいらしてください。