麹町デンタルクリニック

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こんにちは。麹町デンタルクリニックの大庭です‼︎
蒸し暑い日が続いていますが、体調は崩されていませんでしょうか?

4月に唾液の力について書いたことがきっかけで、その後、もう少し調べてみました。
その結果、唾液が減ると、
①むし歯リスクが格段に上がります…
②風邪をひきやすくなります…
③ご飯がおいしく食べられなくなります…
④口の中に痛みを感じやすくなります…

そこで‼︎
唾液を増やすためにまず大切な、「水を飲む」ということについて、今日はお話させていただきたいと思います。
体の中の水分量が減ると、人間はまず唾液を減らすことで水分を逃がさないようにしようとします。
つまり、体内の水分を十分の保つことが、唾液をしっかり出すということの第一歩になるのです。

私たちの体は、55~60%が水で占められています。
脳・腸・腎臓・筋肉・肝臓などの組織は水分含有率が80%にもなります。
そのほか、目を潤したり、肌を潤したり、粘膜を潤したりするのに役立っており、それぞれ乾燥すると不具合が出ますよね?
唾液のために限らず、十分な水分を摂取することで、体が必要な栄養素を必要な部位に運び、老廃物・毒素を排泄してくれます。

▪1日に必要な水分量
ほとんどの栄養素は食事摂取基準によって摂取量が定められていますが、実は水は基準値が設定されていません。しかし、生き物にとって水は必要不可欠です。
口から飲む飲料水(1,000ml)と、食べ物の中に含まれる水(1,100ml)を足した「摂取される水」、栄養素が体内でエネルギーになる時に生成される「代謝水」(300ml)があります。
この2つを合わせて1日2,400mlの水が必要です。

人の体は、1日の水分の出入りを均衡に保っているため、水分摂取量で尿量が調節されます。汗をかいたときには水分補給が大切で、体内の水分が足りなくなると唾液で調節するために喉が渇いてきます。
渇いた時点ではもう脱水が始まっています…

▪️1日に飲む水分量は?
1日に必要な水分が2,400mlということで、その分を補てんする必要があります。
食べ物から摂取する分を差し引いても、1日1,500ml~2,000mlの水を飲む必要があると考えられています。
運動をする人や熱い地域に住む人はもっと飲む必要がありますし、年齢や体重、ライフスタイルによって適正な水分摂取量は変わってきます。
健康な成人は毎日体重1キロにつき約35mlの水が必要で、これは一般的な化学団体による最低限の量です。
自分の体重×35mlするとそれぞれに必要な最低限の水分量が出てきますね。
また、お子様に関しては体重と関係なく1,100mlが必要とされています。

▪️どんな飲み物で水分をとるべき?
「水」です!!!(麦茶、そば茶も◎)

ソフトドリンクには砂糖や添加物が入っているので、水分として純粋に取り入れる前にこの添加物を代謝するために余計な水分を使ってしまいます。

お茶には糖分がほとんど含まれておらず、飲み過ぎによる肥満などの心配はありません。
しかし、水分補給のための飲み物として考えた場合には、お茶に含まれるカフェインには利尿作用があり、補給したはずの水分を体外へ排出してしまうため、おすすめはできません。
あくまでも健康のための飲み物や気分転換のための嗜好品と考え、適量を飲むのがおすすめです。
麦茶やそば茶などといったカフェインが含まれていないお茶は、水分補給のための飲み物として活用できます★

▪️水分補給のタイミングは?
起床時や就寝前、運動中や運動前後、入浴前後はもちろん大切ですが、日頃からのどが渇くと感じる前にこまめに水を飲みましょう!

お口の中のためにも、熱中症対策としても、こまめにしっかり水分補給をしてみてください。