麹町デンタルクリニック

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麹町駅すぐの歯医者 麹町デンタルクリニック院長の西澤です。

当院ではインプラント治療に力をいれております。患者様の負担を最小限にするため、

「X-Guide」と呼ばれるインプラント手術の際のオペレーションシステムを導入しています。

 

【参考】「X-Guide」について

 

安心・安全のインプラント治療をおこなっており、年間で多数のインプラント症例に対応しています。

 

【参考】当院のインプラント治療について

 

 

 

院長ブログでは、少しでもインプラント治療が身近に感じていただけるよう、

患者様からの疑問・質問をベースにお話ししていきます。

 

今回は、「高齢者がインプラント治療を受ける際の留意点」についてお話していきます。

 

歯周病の進行等により年齢を重ねるにつれ、残存歯の数が減少傾向にあります。

歯が抜けてしまった、あるいは抜いた後の対処法として、治療の選択肢は「入れ歯」、「ブリッジ」、そして「インプラント」が挙げられます。

 

ブリッジが適用できる症例は一部に限定される為、多くの場合、歯科医としては入れ歯もしくはインプラントを提案することになります。

入れ歯は保険適用の治療であれば費用が抑えられる場合がありますが、インプラントは外科手術を伴うため、費用のほどんどが自由診療となります。

このため、高齢者の中にはインプラント治療に対して興味があるもの、

治療についての理解があまりないことや漠然とした不安から、治療に踏み切れない方も少なくありません。

 

歯の喪失の傾向として、ある調査データによれば、加齢とともに歯の喪失は増えており、

2016年の現時点で60歳以上の約80%の方が最低でも1本以上の永久歯を維持できていません。割合は調査毎に減少してますが、高齢層においては増加しています。

 

 

・高齢者におけるインプラント治療のリスク

インプラント治療は自費治療で、1本あたりの治療費用は40〜50万円が一般的です。

また、骨とインプラントが結合するまでの治療期間は3〜6ヶ月程度必要になります。

そのため、費用だけではなく。体力面についても考慮しておく必要があります。

インプラントの設置は外科手術を必要としますが、入院は不要です。

ただし、高齢者に伴う持病や薬物の影響で、治療が困難になる場合があります。

定期的なフォローアップが必要であるため、治療完了までの持続可能な体力も求められます。

これらを事前に知っておくことが、インプラント治療を検討する際には、とても大事になってきます。

ご自身でも十分な情報収集をしておくこと、担当歯科医師のアドバイスも参考にして下さい。

 

●顎骨の減少がインプラント治療の障壁に

歯周病が進行している場合、当然ですが顎の骨量も減少している可能性が高いです。

その結果として、歯を安定させるための骨が不足することになり、最終的には歯が失うことになります。

こういった顎の骨が少ない、または骨密度が低い状態では、インプラントを安定して行うことが困難になる可能性があります。

特に骨粗しょう症を持つ方は、インプラント治療ができない場合もあります。

 

【参考】除去が必要となるインプラントの症例やそれに伴う手続きと費用

 

 

●高齢期におけるインプラント治療の重要性

インプラント治療には多くの課題や適用できるか否かの制限が多くあります。

しかし、高齢になるにつれ、歯の喪失が確実に増えます。

インプラント治療を実施している割合として、必然的に高齢者の方が多いのです。

国内でも80歳以上の患者さまへの成功例は珍しくありません。

健康状態が許せば、どの年齢でも治療は可能であり、要望も高いです。

 

最新の研究によれば、残存歯の数が高齢者の健康寿命を延ばすことにつながるとわかってきています。

天然歯と同様の機能を再現できるインプラント治療が、健康寿命の向上につながっていると言えます。

 

 

●咀嚼力の維持

失った歯の数が多いだけ、咀嚼力が減少します。 特に、奥歯は食べ物をしっかりと噛むために重要な役割を果たしていますが、失ってしまうリスクも高い歯です。

咀嚼力が弱まると、消化不良や栄養不足が生じやすく、結果として免疫機能を低下させる可能性もあります。

咀嚼力を維持することが、体の健康を維持することにつながるのです。

 

 

 

●認知能力の保全

さらに、咀嚼能力の不足は、認知症やアルツハイマー病の発症リスクを高めるとも指摘されています。

国内では、認知症は増加しており、近年、咀嚼能力の維持や回復は発症リスクを軽減できる有効な手段として注目されています。

歯を失った場合に、インプラントや入れ歯によって咀嚼能力を回復することは、長期的にみても非常に大きな意味があります。

整然とした歯並びは、口元を自然に見せ、若々しい外観を保つ手段となります。

ただし、入れ歯については、歯の整列は可能ですが、固定する金具や樹脂部分が審美性に課題があるため、

理想的な歯の美しさを求める場合は、インプラント治療がおすすめです。

 

治療の適用可否については、必要な検査と歯科医師とのカウンセリングが重要です。

インプラント治療には課題もありますが、高齢者の方にとっても非常に価値の高い治療であり、

近年では一般的な治療でもあります。

少しでも興味をお持ちの際には、治療内容やコスト面など、詳細をご説明しますので、お気軽にお声がけください。

 

【参考】インプラント症例について

 

 

麹町デンタルクリニックでは、常に最新機器の導入をおこない、

患者様にあったインプラント治療を提供しています。安全性だけでなく、体への負担を最小限にできるよう、

治療の流れや技術面での改善も日々おこなっております。

症例数も数多く対応してきた実績もありますので、治療について疑問点・ご相談などありましたら、お気軽にご相談ください。

 

麹町デンタルクリニック

院長 西澤 道雄

 

院長紹介はこちら

 

 

麹町駅すぐの歯医者 麹町デンタルクリニック院長の西澤です。

私はインビザライン公認歯科医師であり、年間で複数のマウスピース矯正の症例を対応しています。

 

 

今日のテーマは、「むし歯と歯周病は、歯ブラシの共有や歯磨き粉から感染するの?」です。

 

一般的には、大人同士の間では歯ブラシや歯磨き粉の共有から歯周病菌が感染する可能性は低いとされています。

歯周病菌に感染したからといって、いわゆる歯周病になるわけではありません。

ただし、自分の口内環境が健康でない場合は、感染リスクが高まってしまいます。

明確な理由はわかりませんが、中学生以下のお子さんは家庭内で親と共有する歯磨き粉やコップから、

大人の歯周病菌に感染することはありません。

しかし、むし歯菌は別問題で、家庭内で感染する可能性があります。

 

 

また、ご存じの方もいるかと思いますが、

驚くべき事実として、赤ちゃんは生まれたばかりの時は虫歯菌がいません。

ただし、歯が生え始める約6ヶ月頃から感染が始まり、特に1歳6ヶ月から26ヶ月の間が感染しやすい期間になります。

 

この頃は、大人の唾液中の菌が感染源となる可能性が指摘されています。具体的な例としては、以下です。

 

・スープなどの熱い食べ物を息で冷ましてからお子さんにあげる。

・大人がつかっている箸やスプーンで子供に食べ物を与える

 

このような行為や、離乳食期から大人と同じ食事や飲み物を共有することで、感染のリスクが高まるとされています。

現状、虫歯菌を完全に予防する方法は存在しません。特に1歳6ヶ月から2歳6ヶ月の間は、むし歯菌の感染に注意が必要です。

そして、大事な点として、お子さんのむし歯予防には、親御さん自身の口腔ケアが非常に重要です。

親の口腔内のむし歯菌の数が多ければ、子どもへの感染リスクも高まります。

 

ただし、口腔内にむし歯菌が存在するからと言って、確実に虫歯になるわけではありません。

もちろん、食器などを共有しないほうがベストですが、子育て自体が忙しい中で、過度に神経質になる必要はありません。

どんなに気を付けたとしても、共同生活をしている以上、全ての感染経路を防止することは難しいと思います。

親御さん自身の口腔ケアが最も効果的な予防策と言えるでしょう。

 

おじいちゃんやおばあちゃんも含めた家族全員で、歯の問題があれば治療し、予防もいれた口腔ケアに取り組むことが大切です。

 

 

 

【むし歯予防の最適な方法は?】

口の中のむし歯菌を100%排除するのは難しいですが、適切な口腔ケアを行うことで、その数を減らすことは可能です。

日常生活の中で、ご自身ができるセルフケアと、歯科医院で取り組むプロフェッショナルケアの両方が重要になります。

【参考】当院の予防歯科について

以下に、私たちがおすすめする虫歯予防の5つのポイントを紹介します。

 

●デンタルフロス

歯ブラシだけでなく、デンタルフロスを使うことも大切です!

 

 

 

●食習慣の改善

健全な食生活を心掛けることが、むし歯を防ぐために効果的です。

甘いものを手に取ってしまう習慣はありませんか?頻度を減らすだけでも改善につながります。

 

③多くの野菜を摂取する

特に深い色のフルーツや葉物野菜は、唾液中のカルシウム濃度を高め、酸を減少させます。

また、ビタミンCとビタミンDも健康な歯をサポートします。

 

●適度な水分補給

口が乾燥すると、歯垢が残りやすくなります。

特に甘い飲み物やアルコールは歯にダメージを与える可能性があるので、注意が必要です。

 

●歯科での定期的なクリーニング

歯科医での定​​期検診とクリーニングは、

虫歯や歯周病の悪化など問題が起こる前に早期発見ができます。

 

むし歯はう蝕とも言います。これは、多くの人が悩む慢性疾患です。

実は最も予防しやすい疾患の一つでもあります。 歯科医院の定期検診を利用して、

ご自身の他、家族の口腔健康を保つため、最適なケアをおこなっていきましょう。

もしご家族で定期健診などに通われておらず、不安な場合には、一度当院までご相談下さい。

お口の健康のため、誠心誠意対応させて頂きます。

 

当院では、歯並びに関しての無料相談をおこなっております。少しでも気になる方は、

以下を参考に御覧下さい。

【歯並び無料相談について】

https://kojimachidental.jp/invisalign/

医療法人社団 恵雄会 麹町デンタルクリニック

インビザライン認定医

今回のテーマは、「除去が必要となるインプラントの症例やそれに伴う手続きと費用」について解説します。

 

歯の喪失に対する一般的な治療法として、入れ歯、ブリッジ、インプラントがあります。

特にインプラントは、見た目も自然な上、歯の本来の機能である「噛む」という面でも、質の高い治療方法です。

 

とはいえ、インプラントを選ぶ際には、デメリットも知っておく必要があります。

長期的に治療後の経過によっては、除去しなければならなくなる症例も存在します。そのリスクも十分に考慮することが大事になってきます。

 

 

 

〇インプラント治療について

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、基本的なインプラント治療について説明していきます。

【参考:当院のインプラント治療について】

 

 

インプラント治療においては、まず人工の歯根(インプラント体)が顎骨に挿入され、

固定された後に連結部(アバットメント)と被覆材(構造上部)が装着されます。

顎の骨などが不足している場合には、骨を増やす手術も必要となる場合があります。

 

一般的な治療期間としては、患者様の状態にもよりますが、数ヶ月から長くて約1年かかることもあります。

この治療は保険の対象外であり、自由診療です。費用は医院によって違います。

その違いは取り扱うインプラントのメーカーや治療機材・クオリティにより変動します。

【参考:治療料金表】

 

 

〇除去が必要なインプラントのケースとその理由

高品質なインプラントも、特定の状況で除去が必要となる場合があります。

除去の主要な原因としては、インプラント周囲炎、インプラント体の損傷、

体内へのインプラントの移動、神経障害、金属アレルギーなどが挙げられます。

 

 

わかりやすい様に、以下に詳しく説明していきます。

 

〇インプラント周囲炎による問題

インプラントの取り外しが必要になる主要な理由として、インプラント周囲炎があります。

これはインプラント体と呼ばれる人口歯根周囲の組織で炎症が生じた状態です。

この炎症の主な原因には、口腔ケアが適切におこなわれなかった際におこる

オーバーロード(インプラント体に過度な負荷がかかること)があります。

 

インプラント周囲炎を防ぐためには、歯科医師だけではなく、患者様自身の努力も必要になります。

歯科医師については、患者様に合った最適なインプラント体の選択だけでなく、

詳細な治療計画を立て、治療後の予防の重要性を目の前の患者様へ理解いただく努力が必要になります。

患者様ご自身も、定期的に歯科医院へ通院し、予防を徹底すること、自宅でのセルフケアを重要視し、

特にインプラント周囲の清潔性を維持することが重要です。

 

 

〇インプラント周囲炎の症状

この炎症が起きると、骨吸収とよばれる顎の骨が減少していく症状が進行します。

これによりインプラント体を支える骨が弱くなることで、安定性が失われていきます。

食事中に歯が揺れだすなどの可能性があり、最悪な場合には取り外しが必要になることもあるのです。

ただし、骨吸収がおきない炎症もあり、「インプラント周囲粘膜炎」として分類されます。

この場合にはインプラントの安定性に大きな影響を与えません。

少しでも違和感を覚えた際には、すぐに歯科医師へ相談していただき、悪化しないように未然に予防することが重要です。

 

 

〇インプラント体の損傷

耐久性が高く設計されたインプラント体も、長期間の使用で劣化や破損のリスクがあります。

損傷したインプラント体は、そのまま放置してしまうと、インプラント周囲炎や咬合にも問題をおこす可能性があります。

リスクがあると判断された場合には除去する必要があります。

 

 

〇インプラントの体内への進入

上顎の後方には上顎洞と呼ばれる鼻の空洞があり、この部分の骨は非常に薄くなっています。

そのため、この位置にインプラントを埋入する場合、骨造成が必要な場合があります。

骨造成をしないまま埋入した場合、稀にですがインプラントが上顎洞の方へ動いてしまい、上顎洞に侵入するリスクがあります。

 

この現象は「インプラントの体内の進入」と呼ばれ、この状態のインプラントは除去が必須です。

侵入が発生すると、鼻から膿が排出されるなど不快な症状が出る可能性があります。何か異常を感じたら、

すぐに手術を実施した歯科医院または耳鼻咽喉科を受診することが推奨されます。

 

 

〇神経の感覚喪失

顔には多くの神​​経が集まっており、口周辺も例外ではありません。

治療中にこれらの神経を損傷させないように慎重な処置が求められます。

根元近くには下歯槽神経があります。ここを損傷する恐れがあり、親知らずを抜歯時には下唇の感覚が鈍くなるリスクが約2%とされています。

インプラントの手術の中でも、下顎にインプラントを設置する場合には神経を傷つけないように注意が必要です。

感覚に違和感があり、神経の損傷が確認されたら、インプラントを除去して神経の修復が必要です。

 

〇金属アレルギーについて

金属に対するアレルギーがある場合、インプラント手術が適用できるか疑問に方もいるかもしれません。

結論としては、金属アレルギーを持つ方でも、一般的にインプラント手術は受けられます。

インプラント体に用いられる素材はチタン製であり、アレルギーリスクのある金属(例:ニッケル、コバルト等)は含まれていません。

ただし、非常に稀なケースですが、チタンであってもアレルギー反応が起こる場合も0ではありません。

その場合はやはり除去する必要があります。

 

〇インプラントの除去手段

インプラント周囲炎等でインプラントの除去が必要となった際は、埋入する際と同様に局所麻酔を使用して手術を行います。

軽度な手術で終わる場合もありますが、一般的には特別な器具が使用されます。

また、状況に応じて骨を削らなければならないこともあります。

 

〇インプラント除去後の再手術の可否

インプラントが一度取り外された後、再度インプラント手術ができるかどうかは、状況によって異なります。

 

・再手術をおこなえるケース

再手術が可能となる条件としては「インプラント除去をおこなた理由が解消されていること」が基本となります。

 

わかりやすく、具体的な例をあげます。インプラント周囲炎が引き金となった場合には、

感染箇所のクリーニングや炎症の軽減が求められます。

同様に、インプラント体自体の損傷や神経の損傷が問題だった場合は、これらの状態が改善されている必要があります。

 

〇再手術が難しいケース

再手術が難しいケースについて考えてみましょう。

当然ですが、インプラントが除去された原因が改善できていないことには、再手術は適切ではありません。

炎症の改善だけでなく、患者様自身の生活習慣の改善、口腔内の習慣が改善されていることも含まれています。

この状態で再度インプラント治療を行ったとしても、再度悪化する可能性が高いです。

まずは、根本原因を改善することをおこなっていきましょう。

 

 

麹町デンタルクリニックでは、常に最新機器の導入をおこない、

患者様にあったインプラント治療を提供しています。安全性だけでなく、体への負担を最小限にできるよう、

治療の流れや技術面での改善も日々おこなっております。

症例数も数多く対応してきた実績もありますので、治療について疑問点・ご相談などありましたら、お気軽にご相談ください。

 

麹町デンタルクリニック

院長 西澤 道雄

院長紹介はこちら

誠に勝手ながら8月7日(月)〜8月10日(木)まで休診いたします。

ご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承ください。

麹町駅すぐの歯医者 麹町デンタルクリニック院長の西澤です。

私はインビザライン公認歯科医師であり、年間で複数のマウスピース矯正の症例を対応しています。

 

このブログをご覧になっている方の多くは、矯正治療を検討されている方もいらっしゃると思います。

治療をはじめてから、「こんなはずではなかった!」とならないように、デメリットについてもしっかりと把握しておくことが重要です。

マウスピース矯正やブラケット矯正など矯正治療全般に言えることですが、治療をおこなう際には、歯茎について問題が発生する場合があります。

 

たとえば、以下のケースが散見されます。

 

・歯茎からの出血や歯茎の腫れ

・歯茎周辺がしみてしまう

・治療前とくらべ、歯茎が下がってしまった

 

 

 

これらは事前に認識しておくことで、対策をたてることができます。

今回は歯茎トラブルについてお話していきます。

 

 

■トラブル① 歯茎からの出血

 

矯正治療をすると一般的には、歯磨きのしづらさがあり、汚れは溜まりやすくなります。

インビザラインのようなマウスピース矯正は取り外しができるため、歯磨きがしにくいということがないですが、

意識的にセルフケアをしないと同様のリスクが発生します。

 

お口の中に汚れが溜まると、プラークと呼ばれる歯垢が歯の周辺に蓄積していきます。

これが原因で歯茎の炎症・出血となるのです。

 

 

・歯茎の出血対策

対策は非常にシンプルです。答えは歯磨きでの汚れを落としきることです。

これができていれば、出血はおこりません。

ですが、適切におこなわれないと効果はみこめません。

適切に行うポイントは以下の2点です。

 

・正しい磨き方

・適切に磨く時間

 

具体的なやり方については、個人差があるため、くわしくは担当の歯科医師や歯科衛生士に確認いただきたいのですが、

これらが徹底されることで、トラブルはおこらなくなるでしょう。

 

これらのリスクは、ブラケット矯正・マウスピース矯正など、矯正治療の違いでも変わってきます。それぞれの違いについては、以下を御覧ください。

《関連情報》ワイヤー矯正とマウスピース矯正について

 

 

 

■トラブル②歯茎の腫れや痛み

 

矯正治療をおこなっていく中で、歯茎の腫れも発生しやすくなります。

これも要因は出血同様に汚れが根本原因になります。

 

歯茎の腫れは、炎症・出血・腫れという順番に発生するため、出血している状態を放置してしまうことで発生します。

出血の時点で早めにケア見直しをおこない、未然に防止していくことが重要です。

 

また、前提のお話として理解して頂きたいことがあります。

それは、「歯周病」についてです。

 

矯正治療の開始前に歯周病のリスクがないのか?について確認しておくこともポイントです。

そのため、歯周病検査を必ずおこない問題がある場合には、歯周病治療をおこなった上で矯正をはじめていくことになります。

 

 

関連論文

日本歯周病学会会誌/歯周病治療における矯正治療

 

 

・歯茎の腫れ対策

出血同様に歯ブラシがもっとも効果的な対策です。

さきほどもお伝えした通り、出血後に腫れ・痛みが発生してくるため、進行している可能性が高いです。歯ブラシももちろんですが、自宅でのケアだけではできない歯石除去なども必要な場合もあるため、歯科衛生士によるプロフェッショナルケアをおこなっていきます。

痛みなどがある場合には、腫れをひかせる為に抗生剤を投薬した上で対応していきます。

 

歯周病がある内に矯正治療で歯を動かすと症状が悪化し、炎症が広がっていくリスクがあります。状況の改善をはかった上で矯正治療を開始していきます。

 

 

■トラブル③歯茎周辺のしみるような痛み

矯正治療をはじめていくと知覚過敏になる場合があります。その原因は主に3つあります。

 

1つ目を説明していきます。矯正治療は、当然ですが歯を適正にならべていきます。

治療前は歯が重なってしまっていたものもキレイに並んできます。

歯のズレが原因で歯茎の盛り上がりなどが発生しているケースもありますが、これらも改善してきます。

 

盛り上がっていた歯茎が改善することで、これまで覆われていた部分が露出してきます。

露出した部分が空気に晒されることで知覚過敏になる場合があるのです。

ただし、この場合の歯茎の下がりは正常な状態なので、問題はありません。

 

2つの目の原因については、口の中に汚れが溜まることでおきる場合があります。

とくにワイヤー矯正の場合には、歯ブラシのしにくさがあるので、汚れがたまりやすくなります。

汚れからバイ菌がたまりやすく、そこから酸を発生させます。これにより、歯が溶けることで凍みる場合があるのです。

 

3つ目の原因についてです。歯を矯正すると歯並びも変わりますが、噛み合わせも大きく影響がでてきます。矯正治療は分かりやすい歯並びという見た目だけに目が行きがちですが、重要なのは噛み合わせがしっかり合っているかです。詳細は以下で記載していますので、ご覧下さい。

《関連情報》マウスピース矯正と噛み合わせについて

 

噛み合わせが変化すると、歯にかかる負担も変わってきます。より強く当たってしまう歯も出てくることで、知覚過敏になることがあります。

 

参考論文

補綴誌/咬合接触状態と関連のあった歯の知覚過敏症

 

 

 

・知覚過敏の対策

口の中の汚れも原因の1つなので、やはり歯ブラシを中心としたセルフケアが大事になります。

バイ菌が酸を発生することで、歯を溶かすため原因となる汚れを溜めないことで改善がみこめます。

 

その他、歯茎が下がったことで発生している知覚過敏の症状は時間が経過することで徐々に改善してきます。

多くの場合、歯が慣れてくることで症状がおさまってきます。

 

いずれのケースについても、症状が気になる場合には塗布する薬がありますので、歯科医院にご相談下さい。

歯磨き粉の中にも知覚過敏用の製品もあるため、試して見てください。

 

 

■トラブル③歯茎の下がりについて

歯並びを改善する過程で歯茎が以前よりも下がるケースがあります。

とくに歯周病がもともと進行している方で、すでに歯茎が下がっている場合には、下がったと感じる方が多い傾向があります。

先程もお伝えしましたが、重なった歯が改善することで歯茎の腫れひき、隙間が発生することがあります。

歯並びが改善し、隙間ができたときにはじめて歯茎の下がりに気づき、下がっていると感じてしまうことが多いのです。

 

 

・歯茎の下がりについての対策

もともと歯茎が下がっている場合には、改善は難しいケースがあります。

また、歯茎が下がることで、ブラックトライアングルと呼ばれる歯の隙間ができます。

このブラックトライアングルを改善し、見た目よくするためには、歯と歯の間を削る対応をとります。

歯と歯が重なる面を増やすために、歯と歯の接触面である歯冠部分をわずかに削ります。

こうすることで隙間をうめることができ、目立たな程度にブラックトライアングルを解消することができます。

 

参考論文

阪大歯学誌/上下顎前歯部の前突および叢生を伴う Angle I級成人症例

 

 

さきほどお伝えした通り、歯茎の下がりについては、そもそも歯周病が原因となり、骨が減っていることが要因です。

歯周病による骨の減少がなければ矯正治療で歯茎がさがることはありません。

未然に防ぐには、歯ブラシでのケア、歯科医院でのケアがポイントになってきます。

 

 

■最後に

矯正治療をおこなっていく上で、メリットはもちろん多いですが、デメリットも当然存在します。

その中の1つが歯茎のトラブル(腫れ・痛み・出血・下がり)なのです。

 

今回挙げたトラブルに対してもそうですが、他にお話できていない問題についても、お口の中の汚れがおもな要因になります。

どのトラブルの対策をあげても、結局は歯ブラシなどの日々のケアが中心になります。

矯正治療中のトラブル防止以外でも、歯磨きはとても重要です。必ず毎日のケアをおこなっていきましょう。

 

大前提ですが、歯周病がある場合には、矯正治療をおこなうことができません。

必ず歯周病検査をおこない、問題がある場合には歯周病治療をおこなった上で矯正治療にはいっていきます。

 

矯正治療中のリスクは他にも様々なものがありますので、もしもより詳しいお話を聞きたいということであれば、当院までご相談下さい。

 

 

当院では、歯並びに関しての無料相談をおこなっております。少しでも気になる方は、

以下を参考に御覧下さい。

【歯並び無料相談について】

https://kojimachidental.jp/invisalign/

医療法人社団 恵雄会 麹町デンタルクリニック

インビザライン認定医

麹町駅すぐの歯医者 麹町デンタルクリニック 院長の西澤です。

当院では、インビザラインというマウスピース矯正をおこなっております。

 

私はインビザライン認定医でもあります。

麹町で開業し約10年、その後同様の治療を多く手がけてきました。今回はその経験をもとに、

「マウスピース矯正と開咬について」をお話していきます。

 

 

【マウスピース矯正と開咬】

みなさんは奥歯でしっかり噛んだ時、上の前歯と下の前歯はしっかり当たっていますか?

そこに隙間ができたりはしていませんか?

 

隙間が開いてしまう事を「開咬」と言います。

本日は開咬とはどういうものか、どういった原因でなってしまうものなのか、放っておいたらどうなるのか?

マウスピース矯正でこの開咬は治るのか?などお話しします。

 

以下は参考ブログです。あわせてご覧下さい。

※参考ブログ※

気になる疑問に答えます!マウスピース矯正の中でも最も有名なインビザライン。はたして効果はあるのか?

 

 

 

 

【開咬とは?】

オープンバイトとも言います。奥歯で噛んだ時、上の前歯と下の前歯の間に隙間ができる事を言います。

出っ歯も前歯同士が噛み合いませんが、出っ歯とは違い、前歯が出てないにも関わらず隙間ができてしまいます。

軽度でしたら、見た目もあまり気になりませんが、重度になると食べ物が食べにくくなったり発音障害にも繋がります。

 

 

 

【開咬したままだとどうなる?】

・消化不良を起こしやすい

開咬は上の前歯と下の前歯が接触していない状態ですので、物を噛みちぎるのが難しくなります。

そのため口の中に入る塊が大きくなり、噛むのに時間がかかるため奥歯に負担がかかりやすくなったり、不十分な状態で飲み込んでしまい消化不良を起こしてしまいます。

 

・発音障害

前歯の間が空いていて空気が漏れやすく、舌が間に挟まってしまったりするため、カ行・サ行・タ行が舌足らずになりやすいです。

 

 

・歯を失うリスクが上がる

前歯が当たっていないということは、奥歯に常に負担がかかっているという事。

奥歯はものをすりつぶすための大きな歯ですが、寝ている時の歯軋りでは自分の体重以上の力がかかります。

前歯が噛めないと、奥歯の負担が大きくなり割れやすくなります。大きく割れてしまうと歯を抜かなければいけなくなってしまいます。

 

 

・口呼吸になりやすい

開咬の状態だと、口が開きやすくなります。

ずっと口が開いていると、口呼吸になりやすくなってしまいます。

口呼吸になると口の中が乾燥して、細菌が増えやすい環境になり、虫歯や歯周病のリスクが上がります。

また風邪なども引きやすくなってしまいます。

 

 

【開咬の原因は?】

・遺伝、骨格

骨格によって開咬が起きることがあります。

特に下の顎の骨が未発達の場合、開咬になりやすいと言われています。

骨の大きさは遺伝がかなり影響しています。家族、親戚に同じような方がいらっしゃる場合、遺伝する可能性は高くなります。

 

 

・指しゃぶり

子供の頃に指しゃぶりをずっとしていると、歯がだんだん押されてきて、開咬になってきてしまいます。

特に上の前歯に押し当てたりしているとなりやすくなります。

 

 

・癖

舌で前歯を押すような癖があると、前歯が傾き開咬状態になります。いわゆる出っ歯(上顎前突)の様な状態です。

 

 

・口呼吸

呼吸は鼻で行われるものですが、鼻炎などで鼻が詰まってしまうと口で呼吸しがちになります。

口で呼吸するのが癖になってしまうと、舌の位置が下がり(本来は舌の先端の位置は上の前歯の少し後ろの位置です)、頬の筋肉の力で上の歯の並びが狭くなる事で、開咬しやすくなると言われています。

 

 

【マウスピース矯正で開咬は治る?】

開咬は治すのが大変な噛み合わせと言われていましたが、最近では開咬は治しやすくなってきました。

また舌の癖による開咬もマウスピースだと防ぎやすいと言われています。

 

【まとめ】

軽度ですと、あまり影響のない噛み合わせですが、癖などにより重度に変わる可能性もたくさんあります。

開咬においては、マウスピース矯正はワイヤー矯正より得意な分野です。

少し口が開いてるけど大丈夫だろう…などと軽視せず、些細な事でも気になる様でしたらぜひ当院でご相談ください。当院ではマウスピース矯正の無料相談を行なっております。

少しでも気になる方は、お問合せ下さい。

 

【歯並び無料相談について】

https://kojimachidental.jp/invisalign/

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インビザライン認定医

院長 西澤 道雄

麹町駅すぐの歯医者 麹町デンタルクリニック院長の西澤です。

私はインビザライン公認歯科医師であり、年間で複数のマウスピース矯正の症例を対応しています。

 

矯正治療に力をいれている当院では、矯正治療のもつ本当の効果をお伝えしております。

どうしても歯並びなどの見た目が改善されるという点についてばかり注目されていますが、本当に大事なのはそこだけではありません。

もちろん、気になる歯並びを改善して、コンプレックスの解消につなげることは非常に価値のある効果です。

じつはそれ以上の効果が矯正治療にはあるのです。

 

 

矯正治療の効果について知っていただくことで、現在、矯正治療をおこなっている方、これからはじめようと検討されている方には、

きっと治療に対するモチベーションアップへつながるのではないかと思います。矯正治療をはじめてから治療が終わるまでの期間は平均2~3年程度が必要です。

長期間治療を継続していく為には、正確な情報をしっかりと認識した上で進めていくことが重要です。

 

 

・矯正治療の効果① 自信を持った笑顔など表情にも変化!

どうしても歯並びが悪いことで、コンプレックスを抱きやすく、思いっきり口を開けて笑うことが出来ない方も少なくないと思います。

また、歯の並びが通常よりも奥にいってしまっている場合、口元が暗く見えてしまうケースがあります。この場合、せっかく素敵な笑顔も魅力が半減してしまいます。

矯正治療をおこない歯並びが改善することで、歯の描く曲線がスッキリとして見え、口を開けた時の口元の印象は大きく変わります。

 

・矯正治療の効果② 顔貌に変化がおき、顔全体の印象が大きく変化

歯並びを治すことで骨格の変化などがおき、顔全体の印象が変わるケースは非常に多くあります。顔の形には一般的にキレイにみえる法則が存在します。

その1つが「Eライン」というものです。横顔を見た際に鼻の位置を起点にして、顎まで直線をまっすぐ引いたラインを「Eライン」といいます。

一般的にキレイだと判断される横顔と言われるケースは、このEラインよりも内側に口唇が位置している、もしくは接触しているぐらいのバランスがよいとされています。

 

もしも、ご自身の横顔をみて頂き、Eラインに対して前歯が前に位置にしているのであれば、矯正治療をおこない、動かすことも不可能ではありません。

症例によってはできないケースもあるため、詳しくは担当される歯科医師にご相談下さい。

前歯を矯正することで、口唇の位置も下がります。矯正を行うことにより、顔の印象を変えることが出来るのです。

 

・矯正治療の効果③ 歯並びが整うことにより、予防効果が高まる

健康な歯を失ってしまう原因には、大きく歯周病・虫歯の2つが挙げられます。

これには、プラーク(歯垢)や細菌などの蓄積による口腔内の環境悪化が病状を進行させてしまう要因となっています。

そもそも歯並びが良くないことで、歯間に汚れが溜まりやすくなってしまい、歯磨きなどをしても汚れを落としきることが難しくなります。

歯並びを改善するだけでも、清掃性を高めることができ、歯周病・虫歯の進行要素をより少なくすることができます。

だた、自宅ケアだけでは落としきれない汚れがあるので、歯科医院でのプロフェッショナルケアを併用することも当然重要な要素になります。

矯正治療をおこない、メインテナンスに通院することで、全体の予防効果をよりあげることが出来ます。

 

 

通院による予防治療に関しては、以下に詳細を記載しています。

ご自身の歯を守るために、参考に御覧ください。

 

《関連情報》当院の予防治療について

https://kojimachidental.jp/prevention/

 

 

 

・矯正治療の効果④ 一度失ってしまうと元に戻すことができない天然歯。その寿命を伸ばすことができます!

今回のブログで最もお話したかった内容はこの点です。矯正はただ単に見た目を改善するものだけではありません。

矯正治療を検討されている方はぜひ参考にしてみて下さい。

 

歯科治療全般にいえることですが、お口の治療をする際にもっとも気をつけなければいけないものはなんだと思いますか?

もちろん、痛みを無くすこと、歯周病や虫歯を改善すること、見た目をキレイにすることなどもあると思います。これらも当然重要です。

 

ただ、治療をする際には今からお伝えする重要なポイントを無視してしまうと、お口の中だけではなく、全身に悪影響を及ぼすことになってしまいます。

 

そのポイントというのが「噛み合わせ」です。噛み合わせとは、上下の歯の接触状態のことを指します。

 

噛み合わせは、悪化することでメンタル面も含めた全身のあらゆるところに不調がでるほど重要なものになります。

矯正治療については、この前提を踏まえ矯正治療のポイントを大きく2つお伝えしていきます。

 

 

 

・ポイント1

歯ぎしりをしてしまう際、奥歯が接触しないようにすることで、歯への負担を軽減出来る。

 

睡眠時などに自覚なくやってしまう歯ぎしりは、実はかなりの負荷を歯にかけてしまっています。

歯をすり減らしてしまう原因にもなり、歯が弱ってしまう原因にもなります。

これについては、矯正をおこないながら噛み合わせを改善することで、理想の状態に近づけていきます。

ベストな噛み合わせは、噛んだ時に八重歯が当たるようにし、奥歯が接触しないようになっている状態です。

これを改善するだけで、大きな負荷がかかっていた奥歯の状況を大きく改善することができます。

 

 

・ポイント2

ものを噛む時の顎の位置は、体がリラックスしいている時の顎の位置と同じにする。

 

ポイント1でもお話した通り、噛む位置が改善されるだけで歯や体への負担が大きく軽減され、健康な歯でいられる期間を伸ばす事ができます。

そのぐらい噛み合わせを考えることは重要です。ですが、各患者様の噛み合わせを見ていくと適切に噛めていない方が少なくないと感じます。

 

理想の噛み合わせについては、ものを噛んだ時と、リラックスした状態での噛み合わせが同一になっていることがベストです。

では実際の患者様の噛み合わせがどうなっているのでしょうか?私の経験上、リラックスした状態ではほとんど噛めていない方が多いのが現状だと考えています。

 

矯正治療では、本来、噛み合わせも考慮して治療を進めていくのですが、矯正治療を完了した方の中には、噛み合わせが全く解消されていない方もいらっしゃいます。

 

正しい噛み合わせができていない場合、歯の寿命を短くしてしまうこともそうですが、それを支えている顎に負担がかかってしまいます。

 

もしも顎に負担がかかっている場合には、以下のような症状が

あらわれることがあります。

 

口を開く際にスムーズに開かないことがある

口を動かした際に、顎の部分から音が頻繁になっている

顎を動かした際に、痛みを感じるようになった。

 

いずれかの症状が継続的にでている場合は、噛み合わせについても一度診断されるとよいかと思います。

もしも噛み合わせに問題があった場合、矯正治療で症状を回復できる可能性も高いかと思います。もしも該当するものがあれば、ご相談下さい。

 

また、当院では無料で歯並び相談もおこなっております。

矯正治療を検討されている方、矯正治療中の方や矯正治療を終えていたとしても不安などを感じる方についてもご相談下さい。

 

歯並び無料相談について

https://kojimachidental.jp/invisalign/

 

 

 

・矯正治療の効果⑤ 肩こりや頭痛など、慢性的な症状が改善する

 

肩こりや頭痛の症状は色々な要因がありますが、その1つに噛み合わせも含まれます。

噛み合わせが悪い場合では、顎の位置も不適切な状態になっており、使われている筋肉は常時緊張している状態になってしまいます。

歯ぎしりで奥歯が接してしまっている場合には、歯や顎にかなりの力がかかっており、関連する筋肉も常時緊張している状況になっているはずです。

 

肩こり・頭痛の原因はこの筋肉の緊張により、血行が悪くなることで症状があらわれます。

これらも矯正治療をもちいて、噛み合わせを改善することで症状が改善できる可能性もあります。

・矯正治療の効果⑥ 発音の改善が見込める

 

会話をする際にも、歯並びの影響は出てきます。言葉を発する際の発音です。歯がキレイに並んでないことで発音をする際に空気が漏れてしまい、うまく話せないことがあります。

コミュニケーションをスムーズに取りづらいこともあり、コンプレックスを抱えてしまう場合もあります。

歯並びを整えることで空気の漏れを改善できれば、発音をスムーズにすることが出来ます。

 

 

 

 

・矯正治療の効果⑦ 歯を抜いて矯正をおこなうリスクを下げることができる

 

矯正治療で非常に重要なのは、治療を実施していく開始時期です。ではいつぐらいが適切なのでしょうか?最も適切なのは子供時代におこなうことです。

目安としては5、6歳ぐらいからはじめることが非常に有効です。理由は成長過程で矯正治療をおこなうことができるからです。

成人とは違い、まだ骨格にも大きく変化を出せる時期であり、無理に歯をならべようとせずに、適切な舌の位置や呼吸法、歯の位置を固定してあげるだけで体が勝手に正しい成長をうながしてくれます。

そのため、歯を抜くこと無く、自然と歯を並べるスペースを確保することができるのです。

 

 

これまでは、口腔内全体の歯並びについてとその効果をお話してきました。ここからは部分矯正についてお話をしていきたいと思います。

 

矯正の種類には、主にお口の中全体で歯並びを整えるものと、気になる部分だけを治したい(例えば、前歯部分だけが気になるのでそこだけ治したい!)というような部分矯正にわかれます。

 

当院でもインビザラインをつかった部分矯正をおこなっています。その際に、患者様より「部分矯正って効果はあるのでしょうか?」と質問をよくいただきます。

 

頂いた質問に対して正確に回答をすると、お口全体を矯正する通常の矯正治療と比較し、部分矯正で得られる効果はかなり少ないとお答えします。

ここまで読んで頂けた方にはすでに理解頂けると思いますが、見た目がよくなること・歯並びが改善できたことによる虫歯・歯周病予防の効果アップに関しては、これまで同様に効果を得ることができると思います。

 

ただ、一方でそれ以外の噛み合わせを整えることでの身体への負担軽減の効果は、部分矯正では得られないものになります。

 

合わせて認識しておくべきは、部分矯正では1部のみ歯を動かしていくため、噛み合わせを悪化させるリスクもあるということです。

そのため、事前の検査やお口の中の状態などは細かに認識した上で部分矯正をはじめるかの判断をすることが重要になってきます。

当院では、しっかりとカウンセリングをおこない事前に説明をおこなった上で治療を進めていきます。

矯正治療にはメリット・デメリットがあるので、後悔の無いようにしっかりと理解した上で判断していきましょう。

 

 

 

最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。

このブログがなにかの参考になれば幸いです。

 

歯並びのことでお悩みや疑問・不安な点がありましたら、些細なことでもご相談下さい。

当院では、無料で歯並び相談もおこなっております。まずはお問い合わせください。

 

インビザライン 無料相談受付

https://kojimachidental.jp/invisalign/

 

麹町デンタルクリニック

インビザライン認定医

西澤 道雄

麹町駅すぐの歯医者 麹町デンタルクリニック院長の西澤です。

私はインビザライン公認歯科医師であり、年間で複数のマウスピース矯正の症例を対応しています。

 

今回は、昨今ニュースでも取り上げられる機会も増えてきましたが、マウスピース矯正の中でも、

もっとも有名なインビザラインについてお話をしていきたいと思います。

 

このブログをご覧になられている方の中には、インビザラインという名称をきいたことがないという方の方が少ないのではないでしょうか。

麹町デンタルクリニックでもインビザラインを治療メニューとして導入しており、インビザラインで矯正治療を開始する方も年々非常に増えております。

ご存じの方も多いと思いますが、世の中にはマウスピース矯正といわれている治療は非常に多く存在しています。

その中でも、歯科医師としての経験上、インビザラインを扱っているのには、それなりの理由があります。

数多くの症例をみてきた経験からですが、私の経験上、インビザラインはマウスピース矯正の中でも最も効果の高い安定した治療であると思っています。

マウスピースを装着している

 

 

すでにご本人がインビザラインの治療を他医院でうけている、

もしくは身内や友人で治療をされている方をご存知のケースでは、以下のような意見をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

 

「身内がインビザラインを他の歯科医院でやっているが効果がないと言っていた」

「ワイヤー矯正と比べたら、まったく意味ないでしょ!」

「なんとなく、マウスピース矯正って良くないイメージがある!」

「よくトラブルになっているケースを聞く!」

 

ここに記載したのは一部ではありますが、このほかにも不安点や疑問・不審な点色々とでてくるかと思います。

今回は皆さんが疑問に感じやすい点をポイント絞ってお話していこうかと思っています。

 

 

 

1.もっとも有名な矯正治療のインビザライン。なぜそんなに知名度が高いの?

 

マウスピース矯正は非常に多くの種類がありますが、インビザラインの知名度が高いのは、その特徴や効果が明確にあるからです。

インビザラインの効果や特徴を大きくまとめると、これから挙げる7つのポイントにわかれます。

 

インビザラインのポイント① 見た目が気にならない

歯に取り付ける矯正装置であるマウスピースは、口を開けていても目立たない透明な素材を使用しているので、

矯正治療の大きな欠点である見た目の悪さを解消した画期的な治療である。

鏡でマウスピースをつけている女性

 

 

インビザラインのポイント② ケアがしやすい

歯科医院でしか取り付け、取り外しができないブラケット矯正とは大きく異なり、マウスピースを自分で取り外すことができます。

これまで矯正治療中は十分にできなかった歯ブラシなどの自宅ケアが簡単にできるようになった他、

食事なども治療前と変わらず違和感なくできるため、非常に快適に生活ができます。

 

インビザラインのポイント③ 痛みがでにくい

ワイヤーを用いた矯正治療は、はじめに必要以上の力が歯にかかるため、痛みがでやすかった。

それと比べ、インビザラインではアライナー(矯正用マウスピースの名称)を各段階で取り替えながら歯に少しずつ負荷をかけていきます。

痛みが出にくく体に無理なく治療を進めることが可能です。

 

インビザラインのポイント④ 違和感がない

マウスピースの場合は歯の表面に凹凸がでないため、違和感なく快適に使用することが可能です。

 

インビザラインのポイント⑤ アレルギーリスクがない

使用される矯正装置は金属を全く使用しないため、当然金属アレルギーの発症リスクはゼロにできます。

 

インビザラインのポイント⑥ 矯正の通院が抑えられる。

従来の矯正治療では、ワイヤーをこまめに調整する必要があり、歯科医院に直接来院する頻度が高かったと思います。

そのたびに調整料がかかり、時間も取られてしまうため、負担が大きなものでした。

その点、インビザラインははじめの内はある程度の頻度で通院が必要になりますが、一定期間がすぎれば低頻度での来院で問題ありません。

 

インビザラインのポイント⑦ 口の中があれにくい

ワイヤーをつかった矯正治療は口内炎などのリスクが高くなります。

それに比べ、インビザラインは表面の凹凸がないことで、そのリスクが低い傾向にあります。

 

インビザラインの特徴に関しては、以下にも詳しく記載しております。

歯並び相談もおこなっておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

 

〈参考情報〉無料歯並び相談について

https://kojimachidental.jp/invisalign/

 

 

 

2.インビザラインはなぜ治療効果が高いのか?その理由をお話します

コロナがきっかけになっているかと思いますが、昨今は矯正について非常に意識が高い方が増えて来ています。

その流れもあり、マウスピース矯正に注目が集まっています。その種類はインビザラインをはじめ、非常に多く存在します。

 

冒頭でお話もしていますが、当院では様々あるマウスピース矯正の中でインビザラインを導入しています。

その理由はシンプルに治療効果が高いからです。私の歯科医師としての経験上、他のマウスピース矯正とくらべてももちろんですが、

相性のよい症例ではワイヤーを使用した矯正治療とある程度大差ない効果がでる場合もあります。

 

なぜ、そんなに高い効果を出せるのか?それはインビザラインの特徴の1つである「アタッチメント」の存在にあります。

「アタッチメント」とは、マウスピースをつける前に患者様の歯の表面につける凹凸になります。簡単にお伝えすると、

この凹凸がマウスピースを装着した際に、歯とマウスピースとの間に挟まり、適切な方向・大きさで歯に力をかけてくれます。

それを個人個人で細かに設計され、段階に変化させることで、徐々に歯を適正な位置に動かしていくのです。

当然ですが、このアタッチメントについても見た目を悪化させないように、目立たない色をしています。

そのため、周囲の人に気づかれにくい設計になっています。

また、インビザラインの強みはこれだけではありません。実は非抜歯矯正が得意な面もあります。

矯正をする際に、歯を並べるために抜歯をしてスペースをつくることがあります。

インビザラインはマウスピースを使い、これまで難しかった奥歯の移動が比較的できるようになってきました。

当然、すべてのケースで出来るわけではないですが、相性がよい症例の場合には非抜歯での矯正治療が可能です。

 

 

3.もっとも気になるであろう、効果を体感できるまでの期間はどのくらいなのか?

ネットなどをみていると、症例写真で歯が動いているという成功した症例をみることもあるかと思います。

矯正をはじめる方や今やっている方にとって最も気になるのは、いつごろから効果がではじめるのか?体感できるのか?ではないでしょうか。

 

インビザラインはアライナーと呼ばれるマウスピースを段階でわけていきながら歯を動かしていくとお伝えしました。

つまり、使う枚数が増えていくごとに歯の動いていく幅が増えていきます。インビザラインの基準では、1枚で動く幅は0.25mm程度です。

単純計算でいけば、仮に1ヶ月4枚で1mmほど動く計算になります。個人差は当然ありますが、大体目安としてはこれぐらいが具体的な効果になります。

だた、中には例外などもあります。例えば、噛み合わせにズレがあるケースについては、効果が見えやすい前歯ではなく、

奥歯から動かしていく必要がある為、歯は動いていたとしても見た目にはわからないこともあります。

 

今現在、矯正治療をされている方で、効果がでているかわからないという場合には、

治療の順番が原因の可能性もあるため、一度担当されている先生に状態を確認頂いても良いかもしれません。

 

ここまでお話をしてきたように、効果が目に見えてわかるまでは、口腔内の状況次第であり、個人差が大きくでてきます。

まずはご自身のお口が今どのような現状なのかを確認していくことがポイントかと思います。

 

 

 

4.インビザラインで治療をおこなっても効果がでないケースはこの3つ

インビザラインも完璧な治療ではありません。当然ですが、矯正効果のでない場合もあります。

ここでは、具体的に「インビザラインで効果のでないケース 3つ」をご紹介していきます。

 

その① 治療をおこなう上でのルールを守れていない

インビザラインで治療効果を出すためには、患者様のほうで必ず守っていただくルールがいくつかあります。

大きなポイントとしては、アライナーの装着時間です。良くも悪くもインビザラインは歯から取り外しができる矯正装置の為、

患者様の方で治療の管理をして頂く必要があります。インビザラインで効果をだす為に、必要なアライナーの装着時間は1日20時間です。

これをそもそも厳守出来ない場合には、歯が計画どおりに動くことがありません。どうしても慣れていない場合は、外している時間が増える傾向にあり、

歯がうまく動かないことがよくあります。歯磨きなどのセルフケア・食事以外は必ず装着時間を厳守して下さい。

 

その② インビザラインの治療計画に不備があるケース

その①でお話したのでは、患者様側で発生している問題点ですが、その②は歯科医師側での問題になります。

インビザラインで治療を開始する場合には、分かりやすく例えると、まずはじめどの様に歯を動かしていくかの設計図を描きます。

これをクリンチェックと呼びます。このクリンチェックはPCで作成していきますが、自動で作成される訳ではありません。

当然、歯科医師が作成・チェックをおこなっていきますが、このクリンチェクの精度によって、治療のクオリティが左右されます。

つまりインビザラインで効果がでるかでないかはクリンチェック次第なのです。作成には一定以上の知識、経験が歯科医師にともなっている必要があります。

一定水準まで到達していない場合には、見当違いな設計図が出来上がり、まったく歯の動かない無意味な装置が出来上がります。

しっかり経験や実績のある歯科医師を選べるかというのも大きなポイントになるのです。

 

 

その③ 歯科医師が指示をしているゴムがしっかり活用されていないケース

治療の流れによっては、ゴムの使用を指示されるケースもあります。ゴムは指定のものがあり、

指示通りのものが使われていて、かつ使用方法も適切である必要があります。いずれかに不備がある場合には、

治療が進まない可能性が高くなります。特に出歯などが改善されずに歯が適切に動かないことがあるため、注意が必要です。

 

矯正治療の費用はインビザラインに限らず、一般的に高額です。

要望するような目に見える効果を出すには、歯科医師の努力も必要ですが、患者様ご自身の取り組み方も重要になってきます。

せっかくのご自身への投資を有効的なものかつ、後悔のないものにするために、ぜひ理解頂いた上で進めていくことが重要になってきます。

インビザラインの費用や詳細などについては、下記より確認下さい。

 

〈参考情報〉インビザラインについて

https://kojimachidental.jp/invisalign/

 

 

 

最後に

インビザラインでおこなう治療には、歯並びなどの見た目をキレイにするだけではなく、

歯並びが整うことで虫歯になりづらくなったり、噛み合わせを整えることで、全身の健康維持につながったり、様々な効果を出すことができます。

 

また、見た目を気にする必要がなく、痛みも出にくいため、治療をはじめるハードルがとても低い治療です。

 

インビザラインをはじめとするマウスピース矯正は、今現在も効果を上げる為の技術開発が進められており、

今後さらに矯正治療の主流になってきます。ですが、効果を得るためには患者様側で治療ルールを守り、しっかり管理していくことがより重要になります。

適切な流れやルールを守れない場合は、高額な治療費を支払ったとしても効果がでることはありません。

 

一方で、しっかりと納得できる説明を受け、安心して治療を任せられる歯科医師(パートナー)を見つけていくことも重要です。

 

最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。

このブログがなにかの参考になれば幸いです。

 

歯並びのことでお悩みや疑問・不安な点がありましたら、些細なことでもご相談下さい。

当院では、無料で歯並び相談もおこなっております。まずはお問い合わせください。

 

インビザライン 無料相談受付

https://kojimachidental.jp/invisalign/

 

麹町デンタルクリニック

インビザライン認定医

西澤 道雄

麹町駅すぐの歯医者 麹町デンタルクリニック 院長の西澤です。

当院では、インビザラインというマウスピース矯正をおこなっております。

 

 

私はインビザライン認定医でもあります。

麹町で開業し約10年、その後同様の治療を多く手がけてきました。今回はその経験をもとに、

「矯正をする事で歯並びは治りますが、噛み合わせは治るのかどうか?」という疑問にお答えしていきます。

結論としては、治ります。詳しく見ていきましょう。

 

 

【噛み合わせによる不具合】

正しい噛み合わせってどんなもの?

食べ物が噛めれば良いんじゃないの?と、思いませんか?

もちろん噛むことは生きる上でとても大事なことですが、噛み合わせは食べる以外に色々な影響があります。

 

 

 

●食べ物を噛むこと

前歯で食べ物を噛みちぎり、奥歯ですり潰す事で食べ物が細かくなり、唾液と混ざり、

胃で消化しやすくしていきます。ここで噛む回数が少ないと胃への負担が大きくなってしまいます。

 

 

 

 

●脳への刺激

噛むことで脳への刺激になり、認知症予防やボケ防止になります。

 

 

 

●唾液の分泌

唾液の分泌も促進されます。

唾液が増えると、食べ物が柔らかくなり、胃の消化を助けることができます。

また口の中の乾燥を防ぐことができるため、菌の繁殖予防になり、虫歯、歯周病の予防、また風邪を引きにくくなります。

 

 

 

●歯への影響

噛み合わせが悪く、ある一定の場所ばかり噛んでいるとその歯が割れやすくなったり、

すり減ったりし、歯の寿命が短くなってしまいます。

 

 

 

●体への影響

あまりこれは知らない方も多いかもしれませんが片方ばかりで噛んでいると、体のバランスが崩れていきます。

噛む方の顎が上がるとバランスが崩れるため均衡を保とうと反対側の肩が上がり、

それを補うため噛む方の腰が上がり…と真っ直ぐ立てなくなってしまいます(少し極端ですが)

他にもまだありますが、この様に噛み合わせが良くないと言うことは、

噛めないというだけでなく体全体への影響があります。

 

 

【マウスピース矯正で噛み合わせが治る?】

マウスピースでの矯正で噛み合わせは治すことができます。

ただ、しっかりチューイー(シリコンでてきた棒)を噛んでマウスピースをはめておかないと治りにくかったり、余計に時間がかかってしまいます。

また、マウスピースでの矯正はワイヤー矯正の様に一気に歯が動いていくのではなく、一箇所治したら次の場所…の様に部分的に動かしていくため、矯正中に噛みにくくなることも多いです。

決められた通りに、マウスピースをはめることで噛み合わせも改善していきます。

 

 

 

 

【まとめ】

噛み合わせの悪さは、見た目だけでなく体全体の調子も悪くしてしまいます。

普段、特に気にせずお食事している方も多いと思いますが、どこで噛んでいるのか?

ちゃんと前歯で噛めているか?

片方ばかりで噛んでいないか?

など、一度気にしながら食べてみてはいかがでしょうか。

また原因不明の頭痛や肩こり、腰痛なども

もしかしたら噛み合わせが原因かもしれませんので、ご相談もお待ちしております。

当院では、歯並びに関しての無料相談をおこなっております。少しでも気になる方は、

以下を参考に御覧下さい。

 

 

【歯並び無料相談について】

https://kojimachidental.jp/invisalign/

医療法人社団 恵雄会 麹町デンタルクリニック

インビザライン認定医

院長 西澤 道雄

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誠に勝手ながら12月28日(水)午後〜1月4日(水)まで休診いたします。 なお、1月5日(木)からは通常通り診療します。 ご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承ください。