歯ぎしりや食いしばりがある人はインプラントにできない? 長持ちさせるための必須対策
2026.07.15就寝中の歯ぎしりや、日中の無意識な食いしばりに
悩んでいる方は少なくありません。
朝起きたときに顎が疲れていたり、家族から歯ぎしりを指摘されたりした経験がある方もいるでしょう。
インプラント治療を検討する際、このような強い力がかかる癖があると、せっかく入れたインプラントが壊れてしまうのではないかと不安になるものです。
今回は、歯ぎしりや食いしばりがある方でもインプラント治療が受けられるのかという疑問にお答えし、
インプラントを長持ちさせるために欠かせない対策について詳しく解説します。
1. 歯ぎしりや食いしばりがあってもインプラントはできる?
結論からお伝えすると、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方でも、インプラント治療を受けることは十分に可能です。
ただし、何も対策をせずに治療を進めてしまうと、インプラントの寿命を縮める大きなリスクになります。
そのため、治療前や治療後に「力への対策」をセットで行うことが大前提となります。
まずはご自身が強い癖を持っていることを歯科医師に正確に伝え、診察によってその影響度を把握してもらうことが重要です。
2. 強い力がインプラントに及ぼす影響
天然の歯には、骨との間に「歯根膜」というクッションの役割を果たす組織があり、強い力がかかったときに圧力を逃がすことができます。
しかし、インプラントは顎の骨と直接結合しているため、このクッションがありません。
そのため、歯ぎしりなどによる過剰な圧力がダイレクトに伝わってしまいます。
対策を怠ると、以下のようなトラブルが起こりやすくなります。
被せ物の破損
インプラントの上に取り付けた人工の歯が、強い力に耐えきれずに欠けたり割れたりすることがあります。
ネジの緩み
インプラントのパーツ同士を固定している精密なネジが、繰り返される強い振動や圧力によって緩んでしまうことがあります。
顎の骨への負担
最も避けたいのが、インプラントを支えている周囲の骨がダメージを受けて溶けてしまうことです。
最悪の場合、インプラントがグラグラして脱落する原因になります。
3. インプラントを守るための必須対策
歯ぎしりや食いしばりの悪影響からインプラントを守るため、麹町デンタルクリニックでは主に以下のような対策を提案しています。
ナイトガード(就寝用マウスピース)の装着
最も効果的で必須と言える対策が、夜寝るときに専用のマウスピースを装着することです。
マウスピースがクッションの役割を果たし、歯ぎしりによる強い圧力を分散させて、インプラントや周囲の骨、さらには反対側の健康な歯を守ります。
衝撃を吸収する被せ物の素材選び
最終的な被せ物の素材を選ぶ際、硬すぎる素材ではなく、適度に摩耗して衝撃を逃がしてくれる素材(ハイブリッドセラミックなど)を選択する工夫も有効です。
緻密なかみ合わせの調整
インプラントだけに強い力が集中しないよう、全体のバランスを考えた精密なかみ合わせの設計を行います。
治療後も、定期検診のたびにかみ合わせのズレがないかを細かくチェックします。
4. 日常生活で意識したいセルフコントロール
就寝中の歯ぎしりは無意識ですが、日中の食いしばりは意識することで減らすことができます。
人間がリラックスしているとき、上の歯と下の歯は接触していません。隙間が数ミリ空いているのが正常です。
パソコン作業やスマートフォンの操作、車の運転などをしているときに、無意識に歯をギリギリと噛み締めていないか確認してみてください。
もし歯が触れ合っていることに気づいたら、すぐに離して深呼吸をする習慣をつけましょう。
これだけでも、顎やインプラントにかかる負担を大幅に減らすことができます。
5. まとめ:麹町デンタルクリニックが実践する力のコントロール
インプラントを成功させるためには、手術の技術だけでなく、お口にかかる「力」をどのようにコントロールするかが極めて重要です。
歯ぎしりや食いしばりがあるからといって、インプラントを諦める必要はありません。
適切なマウスピースの使用や定期的なかみ合わせの調整を行うことで、天然の歯以上に長持ちさせることも可能です。
麹町デンタルクリニックでは、患者様の癖や噛む力を総合的に診断し、一人ひとりに合わせた負担の少ない治療計画をご提案しています。
👨⚕️ 院長からのメッセージ
麹町デンタルクリニックでは、歯ぎしり対策を含めたオーダーメイドのインプラント治療を行っています。
自分の噛む力が強くて心配という方や、マウスピースの作製を検討されている方も、まずは一度お気軽にご相談ください。
