みなさまこんにちは!歯科衛生士の松尾です。
だいぶ桜も満開になり見頃を迎えつつありますね!ただ三寒四温で気温差が激しく体がついていかない季節でもありますのでくれぐれも体調管理にはお気をつけ下さい。
さて、先日当院の歯科衛生士4名で“エアフローハンズオンセミナー”というものに参加してきました!
エアフローとは以前のブログでもお伝えしているように、微粒子パウダーと水と圧縮空気の力で健康な歯を傷つけることなく歯石以外の汚れ全てを落とせる画期的なマシンです!!
当院でも昨年から一台導入しており毎日の定期検診で大活躍しております。
このセミナーでより技術的なことを直接指導で教わることができ各自の疑問点などが解決していい勉強になりました。少しでも多くの患者様に快適なクリーニングができるようより一層技術に磨きをかけていきたいと思います!
話は変わりますが、歯を失う原因として一番最初にあがるのが“歯周病”だと思います。
しかし歯周病はあくまで結果でありそれを起こす根本的な原因が2つあります。
それが細菌性のプラーク(歯垢)と歯に加わる外傷力です!
プラーク(歯垢)は細菌の塊なのでたくさん歯に付いたままになると歯周病になる原因になることはみなさんがご存じだと思います。では2つ目の歯に加わる外傷力とはなんのことでしょうか?
外傷力とは、日中のくいしばり癖や睡眠中の歯ぎしりやくいしばり、日ごろから歯ごたえのある食べ物ばかり食べている、片側ばかりで噛んでいるなどのことをいいます。
このような何気ない日々の生活習慣が歯を失う原因になるのです!
睡眠中のくいしばりや歯ぎしりは約20~30kg重の力で歯をすりつぶしているそうです…恐ろしいですよね。このような癖に覚えがある方はナイトガード(マウスピース)を作ることおすすめします。保険適応で作成できますのでぜひご相談ください!
また、日中のくいしばり癖や上と下の歯を常に接触させた状態でいるTCH(上下歯列接触癖)は顎関節症にも関係しています。特にTCHは顎関節症患者の半数以上でみられます。みなさんは口を閉じているとき上下の歯は離れていますか?舌はどこにいますか?
これが上下の歯が常にくっつき舌が下の歯を押し続けているのだとしたら、相当歯に無駄な力がかかっています。
ちょっとした意識で習慣は変えられます!自分の大切な歯を守るために生活習慣もぜひ見直してみてください!