みなさまこんにちは!麹町デンタルクリニック歯科衛生士の松尾です。
お盆休みも終わり、またいつもの日常に戻りますが頑張っていきましょう!
さて、毎日マスクの生活にも慣れて当たり前となっていますが、定期検診にいらっしゃる患者様の中で歯面のステイン(着色)が以前より増えてしまっている方が意外と多くいらっしゃいます。テレワークが増えコーヒーを飲む回数が増えてしまった方は勿論なのですが、特に何かが変わったわけでもないのに増えている方もいらっしゃいます。
その原因は、おそらくマスク生活で無意識に苦しくて口が開けっぱなしによる口呼吸のせいではないかと思います。特に今は暑さのため余計にそうなりやすいです。口呼吸をすることで口腔内はとても乾燥します。乾燥するとステインもつきやすくなるばかりでなく、細菌も増殖しやすくなります。
そうならないためにも、できるだけ意識的に口を閉じ、こまめな水分補給で口を潤しておくといいです。もしステインがついてしまったら、ご自身で落とすことは難しいです。
ちなみにホワイトニングでステインが落とせると思っている方がいらっしゃいますが、ホワイトニングとは歯そのものを薬品で漂白して白くすることなので付着したステインは落とせません。
では何で落とすのかというと、研磨剤入りのペーストを使って機械で磨いて落としていきます。ただこの方法はステインの量や種類によっては時間内にきれいに全部とはなかなかいかないこともあります。
そこで麹町デンタルクリニックに新しく導入されたのが、『エアフロー』と呼ばれる目の細かいパウダーと水を混ぜたものをスプレーのように吹きつけながら汚れを落としていく機械です!歯に付着した細かい汚れやステインが除去可能です。ただホワイトニングのように、歯そのものが白くなるわけではありません。あくまでも付着物を落とすものです。この機械は水ではなく温水を使用しているため知覚過敏のある方にもしみにくいと思います。現在少しずつですが、定期検診でこちらが必要と判断した方に使わせていただいております。使用した場合の料金は特に変わりませんのでご安心下さい。
最後に、定期検診やホワイトニング後に白くきれいになった歯を保つためにはどんな歯磨き粉がおすすめですかと質問されることがありますが、おすすめの商品は『アパガードリナメル』です!歯の表面にできた目に見えない細かい傷は、プラークやステインが付着する原因になります。ですが、この商品に配合されたナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイトが傷ついた歯の表面を修復し、歯にミネラルを補給することでプラークやステインをつきにくくし、さらにむし歯も予防します!当院の受付でも取り扱っておりますので、一度ぜひお試し下さい!!
みなさまこんにちは。麹町デンタルクリニックの西澤です。
暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
日本では毎年、夏から秋にかけて、台風や大雨が多く発生します。
今年もすでに各地で被害が発生しており、被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。
災害時には、停電、断水、用品の不足などで、お口のことは後回しになりがちです。しかし、お口の中を清潔に保つことは、非常時だからこそ、とても大切なのです。もし、お口の清潔を保つことができず細菌が増殖してしまうと、さまざまな感染症や誤嚥性肺炎といった、身体全体に関わる大きなトラブルを招く危険もあります。
そこで今回は、いつどこで起こるかわからない災害時における事前の備えや、お口のケアについてお伝えします。
【事前に準備しておくとよいもの】
・歯ブラシ
・マウスウォッシュ
・ウェットティッシュ
・ティッシュペーパー
上記のものを防災グッズにプラスしておきましょう!
他にも、歯間ブラシやフロス、100%キシリトールガムも準備しておくと役に立ちます。また、入れ歯を使用されている方は、入れ歯ケース、洗浄剤も忘れないようにご注意ください。
【もしもの場合】
●歯ブラシがない場合
せめてうがいをするだけでも洗浄、殺菌効果があります。
30ml程度の水かお茶を使い、一気に水を含まずに、2~3回に分けてしっかりとブクブクうがいをしましょう。
●歯ブラシはあっても水が少ない場合
30ml程度の水をコップに用意し、その水で歯ブラシを濡らしてから歯みがきします。歯ブラシが汚れてきたら、ウェットティッシュやティッシュペーパーなどで汚れをよく拭き取って、また歯みがきをします。これを繰り返したら、最後に2~3回ブクブクとうがいをします。
●水も歯ブラシもない場合
ウェットティッシュやティッシュペーパーで歯をぬぐい、汚れを拭き取ります。
普通に歯をみがくよりも当然ながら効果は少ないですが、物資が揃うまではしばらくこの方法で耐えしのぎましょう。
●入れ歯の方はお気をつけください
入れ歯ケースを忘れていたことで、入れ歯を何日もお口の中に入れっぱなしの状態で過ごしていると細菌が増殖します。また、入れ歯が破損した場合、そのまま使用すると、口腔粘膜を痛める原因になります。逆に、入れ歯を外したままにしていると歯ぐきが痩せてしまい、入れ歯が合わなくなって使えなくなる場合もあります。入れ歯ケースと洗浄剤は必ず忘れないようにしましょう。
【水分不足=だ液不足に注意】
だ液には、お口の中の汚れを洗い流す働きがあります。
しかし、災害時には強いストレスや、水分摂取が少なくなることなどにより、だ液の分泌が減りがちです。マッサージをしたり、キシリトールガムを噛み、だ液の分泌を促すようにしましょう。
万が一、災害に見舞われてしまった時は、今回お伝えした口腔ケアをぜひ実践してみてください。
※キシリトール100%のガムは当院で販売しております!
《ラミチャックタイプ》 260円(税込)
《ボトルタイプ》980円(税込)