【お子さんのいる方必見!】むし歯と歯周病は、歯ブラシの共有や歯磨き粉から感染するの?
2023.09.16麹町駅すぐの歯医者 麹町デンタルクリニック院長の西澤です。
私はインビザライン公認歯科医師であり、年間で複数のマウスピース矯正の症例を対応しています。
今日のテーマは、「むし歯と歯周病は、歯ブラシの共有や歯磨き粉から感染するの?」です。
一般的には、大人同士の間では歯ブラシや歯磨き粉の共有から歯周病菌が感染する可能性は低いとされています。
歯周病菌に感染したからといって、いわゆる歯周病になるわけではありません。
ただし、自分の口内環境が健康でない場合は、感染リスクが高まってしまいます。
明確な理由はわかりませんが、中学生以下のお子さんは家庭内で親と共有する歯磨き粉やコップから、
大人の歯周病菌に感染することはありません。
しかし、むし歯菌は別問題で、家庭内で感染する可能性があります。
また、ご存じの方もいるかと思いますが、
驚くべき事実として、赤ちゃんは生まれたばかりの時は虫歯菌がいません。
ただし、歯が生え始める約6ヶ月頃から感染が始まり、特に1歳6ヶ月から26ヶ月の間が感染しやすい期間になります。
この頃は、大人の唾液中の菌が感染源となる可能性が指摘されています。具体的な例としては、以下です。
・スープなどの熱い食べ物を息で冷ましてからお子さんにあげる。
・大人がつかっている箸やスプーンで子供に食べ物を与える
このような行為や、離乳食期から大人と同じ食事や飲み物を共有することで、感染のリスクが高まるとされています。
現状、虫歯菌を完全に予防する方法は存在しません。特に1歳6ヶ月から2歳6ヶ月の間は、むし歯菌の感染に注意が必要です。
そして、大事な点として、お子さんのむし歯予防には、親御さん自身の口腔ケアが非常に重要です。
親の口腔内のむし歯菌の数が多ければ、子どもへの感染リスクも高まります。
ただし、口腔内にむし歯菌が存在するからと言って、確実に虫歯になるわけではありません。
もちろん、食器などを共有しないほうがベストですが、子育て自体が忙しい中で、過度に神経質になる必要はありません。
どんなに気を付けたとしても、共同生活をしている以上、全ての感染経路を防止することは難しいと思います。
親御さん自身の口腔ケアが最も効果的な予防策と言えるでしょう。
おじいちゃんやおばあちゃんも含めた家族全員で、歯の問題があれば治療し、予防もいれた口腔ケアに取り組むことが大切です。
【むし歯予防の最適な方法は?】
口の中のむし歯菌を100%排除するのは難しいですが、適切な口腔ケアを行うことで、その数を減らすことは可能です。
日常生活の中で、ご自身ができるセルフケアと、歯科医院で取り組むプロフェッショナルケアの両方が重要になります。
以下に、私たちがおすすめする虫歯予防の5つのポイントを紹介します。
●デンタルフロス
歯ブラシだけでなく、デンタルフロスを使うことも大切です!
●食習慣の改善
健全な食生活を心掛けることが、むし歯を防ぐために効果的です。
甘いものを手に取ってしまう習慣はありませんか?頻度を減らすだけでも改善につながります。
③多くの野菜を摂取する
特に深い色のフルーツや葉物野菜は、唾液中のカルシウム濃度を高め、酸を減少させます。
また、ビタミンCとビタミンDも健康な歯をサポートします。
●適度な水分補給
口が乾燥すると、歯垢が残りやすくなります。
特に甘い飲み物やアルコールは歯にダメージを与える可能性があるので、注意が必要です。
●歯科での定期的なクリーニング
歯科医での定期検診とクリーニングは、
虫歯や歯周病の悪化など問題が起こる前に早期発見ができます。
むし歯はう蝕とも言います。これは、多くの人が悩む慢性疾患です。
実は最も予防しやすい疾患の一つでもあります。 歯科医院の定期検診を利用して、
ご自身の他、家族の口腔健康を保つため、最適なケアをおこなっていきましょう。
もしご家族で定期健診などに通われておらず、不安な場合には、一度当院までご相談下さい。
お口の健康のため、誠心誠意対応させて頂きます。
当院では、歯並びに関しての無料相談をおこなっております。少しでも気になる方は、
以下を参考に御覧下さい。
【歯並び無料相談について】
https://kojimachidental.jp/invisalign/
医療法人社団 恵雄会 麹町デンタルクリニック
インビザライン認定医