歯周病予防が認知症予防に!
2020.10.10こんにちは!麹町デンタルクリニック、歯科衛生士の松尾です。
コロナもまだまだ油断できませんが、最近はGo Toキャンペーンなどもあってか人の動きがだいぶ戻ってきたように思えます。
定期検診にも久しぶりにいらっしゃる患者様が多々見受けられますが、残念ながら前回より歯周病菌が増えてしまっている方がとても多いです。
そんな歯周病ですが、つい先日、通勤途中で読んだデジタル新聞に「歯周病菌が体内に侵入し、認知症の原因物質が脳に蓄積して記憶障害が起きる仕組みを九州大などの研究チームが解明した」という記事を見つけました。
認知症は65歳以上の高齢者の約15%が患っているとされ、その中で最も多いアルツハイマー病は、異常なタンパク質(アミロイドベータ)が脳に蓄積して発症・進行するそうです。
その異常タンパク質の蓄積を促進するのに関わっているのが、なんと歯周病菌!
実験では、歯周病菌に感染させたマウスの脳の異常タンパク質蓄積量が10倍に増えたそうです。
読んでいてとても恐ろしくなりました。認知症には誰だってなりたくないですよね。
でも逆に、歯周病の治療や予防で認知症を防ぐことができると考えると、今から毎日の口腔ケアを頑張らないと!となりました。
歯間ブラシやデンタルフロスは面倒だなと思われる方も、将来健康で居続けるためにも歯と歯の間のお掃除を習慣づけましょう!