マウスピース矯正と開咬について
2023.05.09麹町駅すぐの歯医者 麹町デンタルクリニック 院長の西澤です。
当院では、インビザラインというマウスピース矯正をおこなっております。
私はインビザライン認定医でもあります。
麹町で開業し約10年、その後同様の治療を多く手がけてきました。今回はその経験をもとに、
「マウスピース矯正と開咬について」をお話していきます。
【マウスピース矯正と開咬】
みなさんは奥歯でしっかり噛んだ時、上の前歯と下の前歯はしっかり当たっていますか?
そこに隙間ができたりはしていませんか?
隙間が開いてしまう事を「開咬」と言います。
本日は開咬とはどういうものか、どういった原因でなってしまうものなのか、放っておいたらどうなるのか?
マウスピース矯正でこの開咬は治るのか?などお話しします。
以下は参考ブログです。あわせてご覧下さい。
※参考ブログ※
気になる疑問に答えます!マウスピース矯正の中でも最も有名なインビザライン。はたして効果はあるのか?
【開咬とは?】
オープンバイトとも言います。奥歯で噛んだ時、上の前歯と下の前歯の間に隙間ができる事を言います。
出っ歯も前歯同士が噛み合いませんが、出っ歯とは違い、前歯が出てないにも関わらず隙間ができてしまいます。
軽度でしたら、見た目もあまり気になりませんが、重度になると食べ物が食べにくくなったり発音障害にも繋がります。
【開咬したままだとどうなる?】
・消化不良を起こしやすい
開咬は上の前歯と下の前歯が接触していない状態ですので、物を噛みちぎるのが難しくなります。
そのため口の中に入る塊が大きくなり、噛むのに時間がかかるため奥歯に負担がかかりやすくなったり、不十分な状態で飲み込んでしまい消化不良を起こしてしまいます。
・発音障害
前歯の間が空いていて空気が漏れやすく、舌が間に挟まってしまったりするため、カ行・サ行・タ行が舌足らずになりやすいです。
・歯を失うリスクが上がる
前歯が当たっていないということは、奥歯に常に負担がかかっているという事。
奥歯はものをすりつぶすための大きな歯ですが、寝ている時の歯軋りでは自分の体重以上の力がかかります。
前歯が噛めないと、奥歯の負担が大きくなり割れやすくなります。大きく割れてしまうと歯を抜かなければいけなくなってしまいます。
・口呼吸になりやすい
開咬の状態だと、口が開きやすくなります。
ずっと口が開いていると、口呼吸になりやすくなってしまいます。
口呼吸になると口の中が乾燥して、細菌が増えやすい環境になり、虫歯や歯周病のリスクが上がります。
また風邪なども引きやすくなってしまいます。
【開咬の原因は?】
・遺伝、骨格
骨格によって開咬が起きることがあります。
特に下の顎の骨が未発達の場合、開咬になりやすいと言われています。
骨の大きさは遺伝がかなり影響しています。家族、親戚に同じような方がいらっしゃる場合、遺伝する可能性は高くなります。
・指しゃぶり
子供の頃に指しゃぶりをずっとしていると、歯がだんだん押されてきて、開咬になってきてしまいます。
特に上の前歯に押し当てたりしているとなりやすくなります。
・癖
舌で前歯を押すような癖があると、前歯が傾き開咬状態になります。いわゆる出っ歯(上顎前突)の様な状態です。
・口呼吸
呼吸は鼻で行われるものですが、鼻炎などで鼻が詰まってしまうと口で呼吸しがちになります。
口で呼吸するのが癖になってしまうと、舌の位置が下がり(本来は舌の先端の位置は上の前歯の少し後ろの位置です)、頬の筋肉の力で上の歯の並びが狭くなる事で、開咬しやすくなると言われています。
【マウスピース矯正で開咬は治る?】
開咬は治すのが大変な噛み合わせと言われていましたが、最近では開咬は治しやすくなってきました。
また舌の癖による開咬もマウスピースだと防ぎやすいと言われています。
【まとめ】
軽度ですと、あまり影響のない噛み合わせですが、癖などにより重度に変わる可能性もたくさんあります。
開咬においては、マウスピース矯正はワイヤー矯正より得意な分野です。
少し口が開いてるけど大丈夫だろう…などと軽視せず、些細な事でも気になる様でしたらぜひ当院でご相談ください。当院ではマウスピース矯正の無料相談を行なっております。
少しでも気になる方は、お問合せ下さい。
【歯並び無料相談について】
https://kojimachidental.jp/invisalign/
医療法人社団 恵雄会 麹町デンタルクリニック
インビザライン認定医
院長 西澤 道雄